ダーウィンのバスの乗り方と注意点

  


ここダーウィンでは市内CBDのエリアからおよそ10kmから20kmの範囲をローカルのパブリックバスが運行しています。西オーストラリアに属するキャサリンなどローカルバスでカバーしきれない距離を移動する場合はGreyhaundという長距離バスを利用します。

パブリックバスの行き先

ダーウィンCBDから運行しているバスの終着点はほとんど、どのバスもダーウィン北のカジョリナインターチェンジ、ダーウィン南のパーマストンインターチェンジの2つに設定されており、その2つの終着点に行き着くルートによって各乗り場が番号によって指定されています。

インターチェンジとは様々な行き先のバスがコネクトする大きなバスの発着場の事です。カジョリナインターチェンジの周辺の区域やさらに北の地域に行く場合はここで自分の目的地がルートにあるバスに乗り換えます。パーマストンも同様です。

ダーウィン北は空港、大型ショッピングセンター、大学、オーストラリアロイヤルホスピタルなどが点在し、南はひたすら農園が広がっています。同じノーザンテリトリーでもカカドゥ国立公園やリッチフィールド国立公園に行く場合は旅行代理店でツアーに申し込むか、長距離バス会社グレイハウンドが企画しているツアーに申し込むか、車を借りて現地に行くかです。レンタカーは、国立公園周辺に行く場合は値段が跳ね上がります。距離ごとにいくらか加算される仕組みでカカドゥに行く場合は1000ドルは覚悟した方がいいらしいです。値段からしてレンタカー屋はあまり無人の荒野を貸した車で走ってもらいたくはないようです。

パブリックバスの値段

値段はパブリックバスの範囲ならどこに行っても3ドルです。お金はバスドライバーに直接支払いますが、この時にレシートをドライバーから手渡されます。
こんな感じのレシートです。これは絶対に捨てては行けません。なぜならばこれはパスになるからです。レシートには有効期間が記載されており、その有効期間内であればこのパスでどのバスにでも乗れるということです。例えばこのレシートにはエクスパイアリーが16時28分と記載されてあるので、その時間まではどの行き先のバスも乗りたい放題ということです。有効期間が5分か10分程度すぎても田舎のドライバーは結構適当なのでただで乗せてくれたりします。

バス酔いに注意

こちらのバスドライバーは滅法運転が荒いです。ブレーキを落とさないままカーブを曲がったり、信号機の直前で急ブレーキを踏んだり、スピードを出しすぎたりするので、バスの中は常に前後左右の揺れでグラグラしています。そのため普段車に乗りなれている私でも長時間乗車していると少し気分が悪くなってきます。おおげさではなく、座席に座っていても手すりに捕まっていないと振り落とされるくらい運転が粗野です。またバスが信号直前に差し掛かった時には気をつけないと頭を前の座席にぶつけます。これは慣れてないとバス酔いにかかってしまいます。

トラブル発生

バスのトラブル発生も割と日常茶飯事だったりしますが、この日はバスのオイルだかガソリンの補充を忘れてバスが動かないので次のバスを待ってくれと強制下車させられてルート途中のバス停で待ちぼうけ。バスの整備に関しても結構適当だったりします。
out of serviceの文字が見えます。ドライバーはバスをこの停留所に放置してどっかに消えてしまいました。次のバスがくるまで待たなければなりません。
強制下車された直後。クソ暑いなか汗だくになりながら次のバスを待っていました。

まとめ

日本とは乗車時の慣習もだいぶ違います。バスの運転手の振る舞い方も知人や友人と接しているかのようです。
これはオーストラリアでは一般的なバスマナー広告の一つですが、乗客はドライバーに乗車時と下車時に挨拶する事が求められています。これを見る限りドライバーと乗客は概ね対等の関係になっていると思います。この点では非常にドライバーと良好な関係が築くことができますが、客と同じ目線の立場に立っている人間に対してえきえきと運転が粗いと運転手に対して問題点を直接それをあげつらうことができないので少々問題もあります。ただ私が感じたのは、公営のバスだからでしょうか、日本と比べればお客様目線という視点が私から見れば欠落しているように見えました。ダーウィン市内の観光には非常に便利で安いので利用されてみたらよいと思います。

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