俺の体に健康革命を起したのはオーストラリアの不便すぎる環境

  
オーストラリアに来る前、日本にいる時の私の食生活は堕落を極めていた。自分の食欲を満たす毎日。好きな物を好きなだけ食べられるという幸せ。首都圏にいれば食べ物を買うにはまずこまらないという便利すぎる環境。食欲を満たした数時間後には空腹感が襲って来るという矛盾。手頃な値段で昼食を楽しめる昼のオフィス街。飽食で満ちあふれた日本は食欲が過剰な餓鬼を呼び寄せる。

私も例のごとく餓鬼のように何を食べても満たされない体になっていた。定期的に運動こそしていたものの、食べる量は消費カロリーを遥かに凌駕し醜く出っ張る腹。体重計に乗る事が屈辱でしかない毎日。体調管理を無視し続け他人に指摘されるまで太ってしまった。

それが、オーストラリアに来てみるとどうだろう?物価が高い、近くに立ち寄れるコンビニがない、安売りしているスーパーは州によっては5時~6時で閉店してしまう、昼のオフィス街の昼食の平均額は15ドル以上、松屋のような手軽に立ち寄れるファーストフードチェーンがない。この一見マイナスとしか思えないオーストラリアの経済事情が私の健康に革命を起したのだ。

好きな物を好きなだけ食べるという習慣が節約志向によって食べ過ぎを防止し、世界3位という食料自給率を誇るオーストラリアが生産する良質の野菜や果物、肉類は添加物が入った加工品よりも安価で手に入りやすく、これも節約志向から安価な野菜や果物、良質の赤みのビーフを買い求める傾向に変わり、日本で水の代わりに飲んでいたジュースはオーストラリアでは高価なので水に変わり、ライフスタイルが朝型なオーストラリアの環境は夜型だった私の体に早寝早起きの習慣を促進させ、体調に余裕が出てきてからは早朝にランニングをする習慣まで変えてしまった。また海外保険に加入しているものの日本にいるころよりも手軽に医療機関にかかれないことから自己管理の徹底が始まった。

この環境の変化が私の体型を見事に変え、この成功体験が自分のモチベーションをさらに上げてさらに良い方向に向かっている。元来凝り性な私は自分の食生活をさらに改め始め、カロリー計算や栄養学を参考にしながらその日の食事を決めるという徹底ぶり。今ではポテチを一袋食べるとその日一日の調子があまりよくなく、ジャンクフードに体が拒否反応を示している。

なかでも私の体の体調を整えるのに非常に役に立っているのがトマトジュースだ。トマトジュースはスペシャルプライスで1ドルで手に入ることがあり、こちらに来てからよく購入しているのだが、これを飲み続けて2週間くらいたつが、もともとアトピーの気があるわたしの荒れた肌はみるみるうちにすべすべになり、ゆるい便が絶えなかった日本時代とくらべて、今はしっかりとバナナが2本出るようになった。色も形もパーフェクト。その日の体調はかなり良く元気はつらつといった感じ。

日本にいた頃はトマトジュースなんか目もくれなかったが、改めて栄養と高価を実感。健康な体を維持するようになると頭も活発に動くようになり、全てがポジティブに考えられるようになる。食に関して非常にプライオリティが高かかった私が、今ではダルビッシュの名言となっている"美味しいものでも体に悪いものは食わない"を地でいくようになってしまった。

ここ一ヶ月では一番成果を上げた出来事。環境を変えれば習慣は変わるは本当。環境がかえられなければせめてトマトジュースを飲もう。絶対に体調が良くなるはずだ。間違いない。

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