ダーウィンのウォーターフロントはダーウィンの南西に位置する港で、市内中心部からおよそ徒歩20分のところにある。ポートは多くの油田回収船やフェリーなどが寄港する船着き場になっており、港の一部は観光客向けに解放してある。港の内部には太平洋戦争時の爪痕を現在に伝えるモニュメントや、港の倉庫を一部改良し飲食店にしている。
ポート周辺は閑静なマンションに囲まれ、さらにマンションの周辺は一面芝生に覆われた公園があり、その一角には公営のプールも設置されていて週末には多くの家族連れでにぎわう。辺りは非常に静かで、ウォーターフロント周辺は死ぬほど暑いダーウィンで唯一避暑地と言えるほど過ごしやすい気温だ。時折海から来る潮風が火照ったからだを癒してくれる。本当に小さな港だけれども環境はリゾート地さながら。
朝や夕方になればランナーが顔を見せる。私も環境が良いので良くここへ走りにくる。ウォーターフロントまでは一部アズナックメモリアルガーデン と通じており、自然溢れる公園と抜群の景色を楽しみながらランニングを楽しむ事ができる。
ウォーターフロントのダーウィンポートは桟橋がぐるりと湾を囲っており、湾内には出向を控える船が停泊している。桟橋からはよく魚がつれるらしく多くの釣り人が釣りを楽しんでいるが、ドックポート周辺は釣りが禁止なのでもし釣りをしたい人はダーウィンのボタニックガーデンかアズナックメモリアルガーデンから海へ通じる道があるのでそちらへ。
遊歩道。多くのランナーがこの道を利用する。時折ふく潮風が適度にランニングで暖まった体をクールダウンしてくれる。
朝方の湾外の様子。写真では少し小さくて見えないが、多くの漁船が活動を始めている。
ドックポート。このドックポートには時折漁船が停泊しており、毎朝走るついでにここへ求職活動していた。私:「お〜い おっさ〜ん仕事くれよー」 おっさん:「まーた来たのかお前、今は募集してねーって言ったろ。まあいいや乗りな 沖まで連れてってやるよ」ってな感じで、ダーウィン周辺の海域を色々案内してもらった。
桟橋から望むダーウィンの街。緑豊かな田舎町。
メインポートです。右手には観光用のフェリーが停泊している。
戦争の爪痕を今に伝える壁画。太平洋戦争末期の1942年から1943年にかけてオーストラリアノーザンテリトリーにあるオーストラリア海軍の主要なポートが日本軍によって爆撃されます。爆撃目標は軍事施設のみならず、一般の港、空港、軍港として利用できる様々なインフラをターゲットにし空襲を繰り返します。攻撃の目的は連合軍が戦略拠点をダーウィンに置く事を妨害するためでした。以下Wikipediaからの引用です。
日本のオーストラリア空襲は、太平洋戦争(大東亜戦争)中の1942年2月から翌1943年11月までの期間にわたり、連合国の一国であるオーストラリア本土、地域の主要空域、周辺諸島、沿岸輸送ラインの船舶が、大日本帝国海軍および大日本帝国陸軍の航空機によって少なくとも97回の攻撃をうけたことをいう。この空襲で亡くなった漁師、水夫の名前が刻まれた慰霊碑
最初でかつ最も大規模だったのは1942年2月19日朝の空襲で、ダーウィンは242機の艦載機に攻撃され、少なくとも243人が死亡し、甚大な被害が生じ、数百人の人々が住宅を失った。ポート・ダーウィンはこのために海軍の主要基地としての機能を完全に喪失した。 これらの攻撃に対し、王立オーストラリア空軍(RAAF)、オーストラリア陸軍、王立オーストラリア海軍、アメリカ陸軍航空軍、US海軍、英国王立空軍(RAF)、オーストラリアに逃亡したオランダ王立東インド空軍、それぞれに所属の各隊および各個人が反撃し — これらの各隊が攻撃目標にされた。日本軍は完全軍事施設・軍用兵器類だけではなく、港湾、民間管理の飛行場、鉄道、燃料タンクといった戦時の補給線であるインフラストラクチャーも攻撃目標とした。このため多くの非軍属の労働者らも被害に遭った。
日本はオーストラリアに対して一連の空襲を実施した。日本軍が空襲した目的は、日本軍がオランダ領東インド諸島を占領したのに対抗しようと連合国軍が北オーストラリアにある各基地を使用するのを妨害するためだった。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%A9%BA%E8%A5%B2
ポートの倉庫内部の一部がこうしたレストランになっています。ここはフィッシュアンドチップス専門店。ダーウィンでは割と安くフィッシュアンドチップス9.90ドル。その他にも様々な魚介類をフライにした料理がメニューに並ぶ。朝8時から開店しているので、朝早くポート周辺の散策をした後、清々しい食事を楽しむ事ができる。
屋外にも席があるので、朝日を眺めながら朝食を撮る事も可能。すごく雰囲気が良いレストランなのでおすすめ。 ウォーターフロント周辺は本当に静かで時間がゆっくり流れている。都会の喧噪から一旦離れて疲れた羽をのばしにくるには本当にうってつけの場所。ぜひおいでまし。
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