ダーウィンに見切りをつけ、ブリズベンに移動。

  
一週間の港での仕事を終え、さて農場で仕事の再開だ!と意気込んでいたところ、農場のオーナーから連絡があり、今のところハンプティードゥーの天候は不安定で仕事の再開の見通しが立たない。来てもらっても仕事ができないのでとりあえず待ってくれ。2~3日後には必ず連絡するというとのことだった。漁港で働いている時は時々天気が崩れる時はあったが、仕事に影響するほどではなかったため、ダーウィンの近隣に位置するハンプティードゥーの天候がそこまで極端に悪くなるということは考えにくかったので、雇用を一時的にストップする口実にしては少しおかしいなと感じていました。それで、退職を申し出ようとオーナーに電話したら出ない。そこからずーっと音信不通です。

こりゃもう働ける見通しがたたないなと直感し、給料の振込の件と辞職するとの旨をマネージャーに伝え、辞めました。そこからどこに行くか迷いました。西オーストラリアのカーナボンやカナナラ、キャサリン、ブルームにはシーズン(4月)になれば仕事がたくさんあると色々な人から聞いていましたが、ダーウィンよりさらに町の規模が小さくなり人口が減るため、仕事を得られる確率が減る可能性があり、またシーズンを待って仕事にアプライしようとしているライバルもいるため求職にさらに無駄な時間を裂きそうだったので選択肢からは外しました。なにより私には一ヶ月も仕事の為に何もしないで無駄な時間を過ごす事が耐えられない。

という事でゴールドコースト、シドニーに比較的容易にアクセスでき町の規模もオーストラリアの中では比較的大きいブリズベンに行く事に決めました。決めたその日のうちにチケットを購入し、一番安いチケットがその日の夜中だったので、慌ただしくまだ乾いてもいない洗った服をパッキングして、バックパッカーホステルを後にしました。
結局ダーウィンで望んでいた長期間海で漁をするデックハンドの仕事を得る事はかないませんでしたが、焦燥感とは別に直感は概ね自分を幸運になる方向に導くと思うので、それに従い、場所を移す事にしました。

それにしても人生は本当に思い通りにならない。仕事一つ得るにしても、様々な障害が立ちはだかるため、当初予定していたプランを大きく変更しているため目標設定を何度も書き直すハメになります。自分で仕事を作るという方向性に切り替えればそれなりにリスクはありますが、自己実現まで最短で行る感じがするのに対して、人に使われながら自己実現を達成しようとすると雇用主の要求を優先させなければならなかったり、雇用主を説得できなければ仕事を得る事は叶わなかったり様々な障害が邪魔してくれるので、大きく人生のプランを迂回する事になります。それはそれでとても良い経験にはなりますが。

ダーウィンの空港内のシャワールーム。トイレの中に併設されていて、ホステルでは体を洗う暇がなかったのでここでシャワーを浴びた。一人用のシャワールームにしては中は非常に広くベンチ、タオル掛けまでついて着替えるスペースは十分にあったのでとても快適にシャワーを浴びる事ができた。日本人は慣れないと空港のシャワーは使えないと思う。こちらオーストラリアでは公共のトイレの中にシャワールームが併設されていることが多く日本人には非常に抵抗があると思う。私は今でもシャワーを浴びている最中に誰かがトイレのドアを開けるだけで非常に嫌悪感を覚えるし、ホステルでは用を足すためのバスルームと体を洗う為のバスルームと2つ分けて使ってる。

4ドル90セント?たかが水で5ドルもするのかよ。馬鹿かよ。いくら物価が高いとは言え度が過ぎるだろ。もうちょっと考えろ。スーパーマケットで2リットルボトルの水が80セントで売っているのに、空港にいくとたかが500mlボトルでなんで5倍も値段が跳ね上がるんだよww。物価が高いと言われている日本だって、スーパーで売られている100円くらいのソフトドリンク500mlボトルは空港で高くても百数十円しか差がねーだろ。こういう値段設定を見ると空港の便乗値上げにしては度が過ぎるんじゃねーかといつも思う。誰も買わねーよ。適正な値段に戻せ

そして到着。飛行機はJetstarを利用。接客はまあまあだと思ったが、ちょっとトラブルがあった。Jetstarは座席数が多いため座席の横のスペースも縦のスペースもせまい。そのためどうしても窮屈に感じてしまい、通路側の席に座っていた私は、通路に少し足がはみ出ていたのだが、客室乗務員がフードキャリーで通路を通る際に私の足が邪魔に感じたのか、私の足を彼女の足でグリグリと座席側へ押し込み始めたのだ。その間彼女は他の客を接客中。あり得なかった。口で言えばいいのに。。。私も悪いが、接客も主な仕事である客室乗務員の対応としては疑問ある行動だ。

今日は本当に文句が多いが、俺の愚痴を聞いてくれ。ブリズベン空港は市内へ向けて電車が定期的に運行しているため、シャトルバスやタクシーでなく電車をりようすることにした。そこで駅にいるスタッフに目的地を告げ一番近い駅を尋いたんだが、訛の強いオーストラリア英語で一気に捲し立てられたため肝心な所を聞き逃してしまった。改めてゆっくりもう一回同じ質問をすると「さっき言ったよね?」と言われてしまった。まああまり気にする事は無いのだがここではっきりと言わせてもらう。

オーストラリは人種のるつぼとは言え英語の喋り方で外国人かどうかは十分判別できるはずだ。それにもかかわらず自分たちが通常現地の人間と話すように話す。おかしいだろ?英語は世界語だ。どこの国に行ってもたいてい通じるが、お前ら英語圏の人間は英語がどこでも通じるという事に甘んじて外国人に対して分かりやすく伝えるという親切心が決定的に欠けている。というよりもこれは義務だ。お前ら英語圏の人間は英語が世界語であるという矜持を心の中で持っているなら、会話している対象が外国人とわかれば分かりやすく伝えるという義務感を持て。日本に来れば、世界の中で英語が得意ではないと言われている日本人でさえ、駅や空港カウンターには英語を話せるスタッフがいるし、道を聞かれれば身振り手振りで、つたない英語を使いながら案内するだろう? 異なる言語でコミュニケーションをとるというハードルはないんだから、せめて分からない素振りを見せればゆっくりと分かりやすく話す配慮があってもいいだろうが! ちょっとは反省しやがれ。

同日の夜中のフライトで飛んできて、電車に乗ったのが6時の早朝。人があまりいない。

安定した仕事をもとめダーウィンを脱してきたはいいが、何のあてもなく直感で来たため仕事が見つかるか不安に打ち拉がれる俺。電車の中で車窓の向こうを見る余裕も無く終始うつむき。途中で乗ってきた乗客からは気分が悪いのかと言われる始末。先を案じてしまう。

車内アナウンスが全くない。全然気が利かない。そのため駅については駅名を確認し路線図と見比べて現在地を知る。だいたいブリズベンは国内線だけでなく国際線もある大きな空港で電車には外国人が乗車する事は十分想定できるのになんでアナウンスの一つも無いのだろうか?日本の生活に慣れているから多少の事でもきになるんだと言われた事はあるが、あったらあったで便利だと思わないか?

停車する駅によっては扉が開かない。このボタンを押したら扉が開く。何で開かないのかなー?と思ってずっと待っていると電車が駅を通過してしまうので注意!

つり革は扉前のスペースの天井にかたまってちょこっとあるだけ。まあそんなに車内は日本みたいに激混みしないんかもね。

サウスバンクに到着し宿探し。空港で予約してくれば良かったわ。重い荷物を持って町ウロウロするの本当に大変。ブリズベンは坂道が鬼のようにあってアップダウンが激しい。おもいスーツケースをあるくには非常に大変。

ということでやっとこさ宿を探し当て今日の寝床を確保したはいいが、部屋はこの惨状。悲惨の一言。中は酷い臭いが立ち込めている。もう金払っちゃったー ということで次回この酷いホステルについて紹介したいと思います。お楽しみに。

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