ユナイテッドバックパッカーズ(United Backpackers)
ユナイテッドバックパッカーの看板。歩道沿いにエントランスがあるが、扉が奥まったところにあるため見つけにくい。この黄色い看板が目印だ。この下に入口がある。
フリンダーズストリーと沿いにあるバックパッカーホステル。目の前はフリンダーズストリート駅になっており、メルボルンのバックパッカーの中では随一の好立地のホステルだ。食堂の窓からはフリンダーズストリート駅の建物が臨むことができる。
食堂の窓から臨むフリンダーズストリート駅
周辺にはスシショップやケパブショップ、バーガーショップなどのテイクアウェイのお店が軒を連ねる他、Metro Woolworthなどのコンビニ型スーパーも充実しているため、食材の買い出しには困らない。
バックパッカーホステルと言えば世界を周遊する若者の為の安宿で安かろう悪かろうの代表格だがこのホステルは掃除が行き届いており清潔感がある。食堂にあるキッチンも定期的にスタッフが掃除をしていてとても綺麗だ。バックパッカーホステルでは無礼講である汚れた食器が重ねてあると言う光景はここでは目にしない。
ホステルのファシリティーはキッチンダイニングルームの他にシアタールーム、バー、観光ツアーカウンター、談話室が整っている。
一つ難点なのが宿泊料金がメルボルン市内にある他のバックパッカーホステルより群を抜いて高いということだ。
メルボルンのバックパッカーの相場は夏場は旅行者が増えるため高騰するのだが、だいたい30ドル前後といったことろだ。このホステルは一泊36ドルもする。
支払う宿泊料金をセーブを優先するか、他のホステルにはない清潔感を優先するかは判断がわかれるところだ。
基本情報
部屋数 | 41部屋 |
---|---|
ルームタイプ | ドームルーム(4ベッド、6ベッド、12ベッド)、シングルルーム(ダブルルーム、トリプルルーム)、全室シーリングファン(天井扇)がついている |
チェックアウト | 10時 |
駐車場 | なし |
施設 | BAR、シアタールーム、談話室、食堂、キッチン、wifi(無料) |
値段 | ドームタイプ:25ドル~55ドル(収容人数と曜日、季節によって値段が変動する)、シングルタイプ:105ドル~180ドル(シングルはツインとスイートの二種類があり、曜日と季節によって値段が変動する) |
電話 | +61 7 3844 9956 |
ウェブサイトから直接問い合わせ | |
website | http://unitedbackpackers.com.au |
住所 | 250 Flinders St, Melbourne VIC 3000 |
ちょうどフリンダースストリート駅建物の真向かいに位置する。フリンダーズストリートとエリザベスストリートの交差点を通過して1分の距離にある。目印はアーケードからぶら下がっている黄色い看板だ。その下に黄色い扉の入口がある。
United Backpackers内の施設
黄色い扉の入口。夜9時を回ると自動的に扉がロックされるので、9時以降にチェックインする場合は扉の左に着いてるチャイムを鳴らす必要がある。
バックパッカーの受付。チェックインの際にはパスポートの提示と、帳簿に生年月日とサインを求められる。
地下一階にはバーがある。週末、祝祭日は若者のたまり場なっており、露出多めのばっちり粧した女の子とパーティースーツに身を包んだ男どもが騒いでいる。そのため滞在する部屋によってはホステルの地下からズンズンズンズンとやかましい音が響くことがある。
バーでは日替わりでホステルが企画したサービスを実施している。例えば、月曜日はバーでビールを一杯頼むともう一杯はただになるフリードリンク券が配られたり、日曜日になるとフリーミール(ただ飯)のサービスがあったり、資金をセーブしながら旅を続ける若者にとっては得する内容になっている。
談話室。ここにはブックスワップシェルブが置いてある。棚の中の本を持って行きたい場合は、自分が読み終わった本を棚に置いて行く。僕が訪れたときは常時人がいる感じだった。英会話の練習には最適な環境だろうと思う。
観光ツアーデスク。受付は午後5時まで。
食堂。一階にある食堂。大きなダイニングテーブルが5つと、それを取り囲むようにカウンターテーブルが設置されている。食堂に入ってすぐ右手には、自由に使える大型のフードストレージ(食材収納ボックス)があり、左手には業務用の大型冷蔵庫が4台並んでいる(常に食材で満杯だが。)
食堂の一角にあるキッチン。調理用具(鍋、フライパン、包丁、まな板)、皿、テーブルウェア(スプーン、フォーク、ナイフ)は一式揃っている。
コンロは金属に反応する電気クッキングヒーターを採用。難点はヒーターのスイッチがどのヒーターに対応しているか分からないことだ。オーストラリアの家電製品はこういった配慮にかけている。
キッチン、食堂のクローズ時間は午前12時。午後11時を回ると住み込みのスタッフがキッチンを掃除し始める。が、クリーナースタッフはキッチンを使っている人がいてもおかまいなく製剤のスプレーをまくので、この対応にはかなり腹が立った。
そのためキッチンを使用する時間帯を見極めなければならないが、5時~8時は一斉に宿泊客が料理し始めるのでキッチンはカオスになる。ベストは午後9時~午後10時の間だ。
ドームルーム(共同宿泊部屋)のフロアの廊下。
余談だが、ヨーロピアンのバックパッカーは人目に対して無頓着な輩が多い。男はパンツ一丁で部屋から出てくるわ、女の子がバスルームからバスタオル一枚体にまとって出て来るし、ブラジャーのまま、上着を着ないで廊下を闊歩したりと余りにも公私混同が過ぎる。本当にびっくりするわ。家じゃねんだぞここは。
12人部屋の室内。一部屋に2段ベッドが6つ並べられている。部屋の内部は宿泊者の荷物で溢れておりお世辞にも綺麗とは言えないが、ベッドとブランケットのシーツと枕カバーは宿泊者が変わる度に綺麗にセッティングされている。
二段ベッドの下は南京錠で施錠がかけられる収納スペースになっている。小型のスーツケース一個分は入る大きさだ。
ドームルームはとても出入りが激しい。チェックアウトの時間もバラバラなので早朝だろうが夜中だろうが、問答無用で部屋の扉が開け閉めされ、その度に起される。眠りが深い人はいいが、眠りの朝日とは拷問にかけられているみたいだ。寝不足になる事間違い無しだ。
各ベッドの壁面には簡易ライトとコンセントが設置されていて。とても気が利いている
オーストラリアのバックパッカーホステルでは12人部屋にもかかわらずコンセントが1つしかないというのはザラだ。そのため自前の延長コード差したり、食堂のコンセントを利用してなんとかしのいでいる。その点を考えるとかなり良心的だ。
シアタールーム。24時間解放。ここで寝てるやつも結構いる。
バスルーム、トイレとシャワールームが交互に設置されている
シャワールーム。毎回思うんだが、なんでシャワールームに棚の一つもつけないんだろうか? わざとそうしているかは分からないが、不便で仕方ない。石けんを床に置けと? これから体洗うのに? 本当にオーストラリアのバックパッカーホステル運営は馬鹿なのかと。。。
宿泊者の利用状況について
シーズンが夏に近づいて来ると、メルボルンにやって来る観光客も冬に比べて格段に増える。そのためバックパッカーホステルでさえ予約が困難になる場合がある。
これは11月1日からのweeklyの割引プランだが一週間先まで予約が埋まってしまっている。それだけ旅行者の数が増えて来たと言う事だ。それに加えバックパッカーホステルもかなり強気の値段設定をしている。
日本のビジネスホテルに比べたらサービスもへったくれもないただの素泊まりの安宿がシングルで140ドルもするのだ。時期を間違えて来るととんでもない低クオリティーのホテルが日本の中級ビジネスホテル並の値段になるから恐ろしい。
評価
今回宿泊したUnited Backpackersについて五段階で評価を下す。
ホテル総合としての評価ではなく、あくまでもバックパッカーホステルというカテゴリー内での評価である。
立地 | ★★★★★ |
---|---|
寝心地 | ★★★ |
客室 | ★★★★ |
サービス | ★★★ |
価格 | ★ |
清潔感 | ★★★★ |
価格には非常にがっくりさせられた。オーストラリアにある平均的なバックパッカーホステルよりは幾分か綺麗で過ごしやすいと思った。スタッフは一部旅行者を寝床を保証する代わりに雇っているため質はあまりよくない。常識にかける行動をする輩もいる。
最後に
現在11月に入った時点でメルボルン市内のバックパッカーはもはや安宿ではなくなった。どこもかしこも宿泊客の需要で溢れているから便乗的に値上げしている。値段に対して相応の価値あるサービスが無いにも関わらず。オーストラリアのバックパッカーと比べると日本のゲストハウスがいかに良心的か実感させられる。もう少し旅行者の立場になって運営してくれるといいなと思うが。。。
色々利用してて頭にくる事も多いが今日はこの辺にしておこう。
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