フリンダーズストリート駅のエリザベスストリート口から徒歩2分の距離にある。談話スペースの窓からはエリザベスストリートに面したフリンダーズストリート駅を臨む事が出来る。
このバックパッカーズホステルはメルボルン市内では非常に人気が高く夏期シーズンはなかなか予約が取れない。特に12月になると予約無しで訪れると既に満室という状況になる可能性が高いので、夏期に宿泊する際はかなり前もって予約した方がいいだろう。
エリザベスストリート沿いは、ファーストフード街だ。ファーストフードの定番KFCやマクドナルド、Subwayからケバブを提供しているトルコ料理屋、ピザショップなどが軒を連ねる。
余談だが、エリザベスストリートのファーストフードの需要はとりわけ周辺の企業で働くビジネスマンだけではない。夜お酒を飲み終わった若者が締めでファーストフードを良く食べに来るのだ。ちょうど日本のサラリーマンがお酒を飲んで締めでラーメンを食べるように。そのため、エリザベスストリートに限らずフリンダーズストリート駅に接続する主要な道路沿いにはファーストフードが立ち並んでいるのだ。
Colesはこのホステルの真向かいのエリザベス通り沿いにあり買出しは非常に便利だ。
建物は11階建てでグラウンドフロアーが入口になっており2階がバー3階がレセプションになっている。
入口は奥まったところにあり、看板が無いので見つけづらい。目印はHappy Travelという旅行代理店だ。
グラウンドフロアーはエレベーターしかない。 エレベーターは2台しかなく、宿泊客が頻繁に使うのでとても待たされる。あきらめて階段を上がって行く人は多い。
受付がある3階に、談話スペース、シアタールーム、食堂、キッチンなどの共用スペースがすべてある。
レセプションスタッフはフレンドリーながらも常にこちらを尊重して丁寧な接客で応対してくれる。チェックイン時の説明も一方的に、マニュアルに書かれている内容を捲し立てるのではなくしっかり客の理解度を確認してから一つ一つ順を追って説明していた。
ホステルに入るなり驚いたのは、スタッフは常にきびきびと動いていて、暇があればどこかを掃除していたことだ。キッチンも宿泊者が使ったそばから綺麗に台布巾で拭いたりしていて、とても感心した。
床になにかをこぼせば即座に宿泊者にモップを差し出し、コップを割れば即座に帚とちりとりを差し出してくれる。ここのスタッフはとても気が利くのだ。
日本では当たり前の事かもしれないが、オーストラリアのバックパッカーのスタッフは大抵やる気が無いし、暇さえあれば誰かと駄弁っている。掃除もそこそこに言われた事だけをこなすといった印象が強い。
flinders backpackersのスタッフの意識はとても高く楽しんで仕事をやっているように見えた。これが人気の秘訣だろう。
そのためファシリティーはいつもとても綺麗に保たれている。キッチンや物の使い方に問題がある(常識知らずの)若いヨーロピアン客が多いこのホステルで常に綺麗にファシリティーを保つというのは質の高いスタッフの優れたチームワークに他ならない。本当にレベルが高いバックパッカーズだ
基本情報
ルームタイプ | ドームルーム(2、3、4シェアベッド、)エアコンなし、扇風機あり。シングルルーム(ダブル、ツイン、エンスイート) |
---|---|
チェックアウト | 10時 |
駐車場 | なし |
施設 | シアタールーム、食堂、キッチン、洗濯室、wifi(有料) |
サービス | フリー食材、フリー朝食、毎日開催されるアクティビティー(ポーカ、カラオケなど。フリーミールあり。) |
値段 | ドームタイプ:31ドル~(曜日、季節によって値段が変動する)、シングルタイプ:85ドル~(曜日、季節によって値段が変動する) |
電話 | +61 (03) 9620 5100 |
info@flindersbp.com.au | |
住所 | 35 Elizabeth St, Melbourne VIC 3000 |
私が滞在したときは4ベッドルームで34ドルとメルボルン市内のバックパッカーの平均的な宿泊料金だった。
唯一残念なことはfreewifiを提供してないと言う事だ。wifiを利用するにはお金を支払う必要がある。使用するデータ量によって料金が変わってくる。値段の目安は1GBで4ドルだ。安いか高いかは判断の分かれ目だが、You tubeなどの動画を閲覧しているとあっという間にデータ通信量を消費してしまうだろう。
4ベッドシェアルーム
部屋はとても狭い。8畳と思われる部屋に無理矢理二段ベッド二台とロッカー二台を詰め込んでいる感じだ。スーツケースを広げるスペースは二人分しかないため、廊下で荷造りしている人が居た。部屋の清潔感はメルボルン市内のバックパッカーでもトップクラスだ。
部屋の内部。部屋は日中、電気がいらないほど明るい。ご覧の通り部屋はとても狭い。なんとかベッド前のスペースを確保しようと大きなスーツケースはベッドの下にしまい込んでいる。
ロッカー。南京錠がかけられる。ロッカーの容量は小さなスーツケース一つ分の大きさだ。
ベッド。部屋に入るとシーツとカバーがベッドの上に畳んでおいてある。ベッドメイキングは自分で行わなければならない。
部屋の壁にはフックがとりつけられている。
キッチン
コンロ四つがついた電子クッキングヒーターテーブルが6つと十分な広さの調理台がこの写真の後ろにもあるので、一斉に宿泊者が調理を開始し始める夕方の18:00の時間帯でも十分調理をするスペースがある。
冷蔵室。部屋全体を冷蔵庫にしている。こういう創意工夫をしているにも関わらず、宿泊者の荷物で溢れかえっている。
フリーで使用できるコーヒー、砂糖、紅茶パック
フリーで使用できる米とパスタ
夕方の18時のキッチンの風景だが、激混みという感じではない。時間帯をずらさなくても十分調理可能だ
フリー朝食で提供される4種類のシリアル
フリー朝食で提供される牛乳
フリー朝食で提供されるジャムやバター、ピーナッツバター
フリー朝食で提供されるパン
バスルーム
ここのバスルームの特徴は洗面台のスペースとトイレ、シャワールームが別になっているということだ。誰かが用を足しているそばで顔を洗ったり歯を磨いたりするのに抵抗がある人には理にかなった間取りだろう。
たまにシャワーヘッドのネジが緩んでお湯が漏れ出し水圧が弱くなる事がある。また誰かがトイレを流すと、一時的に水圧が弱くなる。
シャワールームの仕切りにフックが取り付けられている。こういう気配りができるバックパッカーはレベルが高い。
ベンチスペース。物が置けて助かる。
ドアにもフックが取り付けられている。
シャワールームの仕切りに隙間が空いている。これは抵抗がある。
洗面台。洗面台とバスルームは別々の部屋になっている。
共用スペース
レセプションを含めた共用スペースは3階にある。週末の夜はメチャクチャやかましくなる。食堂スペースと談話スペースはパーティー会場と課し、至る所で若い男女が酒を酌み交わしている。 本当にヨーロッパの連中はなんでこんにパーティーが好きなんだろうか。まったく理解が出来ない
レセプション。 レセプションで直接ブッキングする際に必要になるのはパスポート、クレジットカード、デポジットの20ドルと宿泊料金だ。
洗濯室
ビリヤード台
卓球台
談話スペース。奥には有料で使えるパソコンが置いてある。
有料のコインロッカー
シアタールーム
評価
立地 | ★★★★★ |
---|---|
寝心地 | ★★★★ |
客室 | ★★★ |
サービス | ★★★★ |
価格 | ★★★★ |
清潔感 | ★★★★ |
何よりスタッフのクオリティーの高さが他のバックパッカーズより際立つ。特に接客態度によっては他のどんな良い部分も度外視してしまうほど、接客態度に強い関心を寄せる日本人にはまず不満が出ないバックパッカーだと思う。価格帯もサービスに対して十分納得ができるだろう。唯一難点は部屋が少々狭い事だ。
最後に
はじめてオーストラリアに来た人におすすめするバックパッカーだ。オーストラリアに来て右も左も分からない人に対してぶっきらぼうな応対をするスタッフは割と多いし、外国人と会話していると分かっているのに喋るスピードを落とさない奴が結構いる。ここではスタッフが分かりやすい英語で説明してくれるから安心だ。日本人にフレンドリーなスタッフも結構居るのでオーストラリアメルボルンに一人旅というひとは是非利用してみてほしい。
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