メルボルンバックパッカーズ第十四弾 Discovery Melbourne 部屋は狭いが、共用スペースは広くて開放感がある。

  

クイーンビクトリアマーケットへと続くフランクリンストリートに位置する。値段はFlinders street station駅前のBackpackersと変わらない30ドル台だ。

しかしファシリティーは一泊20ドル台の安宿とは打って変わってとても充実している。どうしても宿泊料金とサービスの良さファシリティーの充実度などの相関はでてくる。

ロビーラウンジ中央奥にあるレセプション。チェックインに必要な物は宿泊料金、パスポートとデポジットの10ドルだ。

一泊の宿泊料金がが高ければ全てのホステルの質が上がるかと言えばそうではないと思うが、質の高いホステルに当たる確率が高くなる。ちなみにこのDiscovery Melbourneはクイーンヴィクトリアマーケット周辺界隈のバックパッカーホステルの中では宿泊料金が一番高い。

エントランスを入るととても広いロビーラウンジに圧倒される。エントランス入って右手にはカフェがありショーケースにマフィンやサンドイッチが並べられている。ここではハンバーガーやステーキなどの食事も注文する事が出来る

エントランスを入って左手には旅行代理店があり随時ツアー、アクティビティーの申し込みを行っている。

左手奥には有料で使えるビリヤードや卓球台、ゲーム機などが設置されている。ロビー奥のレセプションの横にはディスコへと続く地下への階段があり週末になると若者で賑わっている。

ロビーのラウンジは少し高級感あるバックパッカーホステルを演出しており、とても開放感がありわくわくさせられる。

トリップアドバイザーでの評価は概ね上々だ。だがシビアな意見も存在する。レセプションの対応が遅すぎてチェックインするのに1時間半もかっかる。バスルームにあるトイレの数が少なくていつ入っても満室。どのファシリティーに入室するにもカードキーが必要ですごく煩わしいという意見があった。

10時のチェックアウト時の様子。スタッフはどんなに混んでいても対応を急がない。チェックアウトするのに列にならんで40分かかった。ここのレセプションスタッフの対応は本当にのろい。チェックアウトが10時になっているが混雑を避けて11時にチェックアウトしてもデポジットは返って来る。

ここのホステルのセキュリティーシステムはファシリティーの要所要所で入室制限をかけて入室の度にカードキーが必要になってくる。しかもこのカードキー iphoneなどの電子機器に近づけるとカード裏の磁気が反応してしまいドアについているキーセンサーからはじかれて入室できないことがあり、その度にレセプションに赴いてカードをアクティベートしてもらう必要があるんだが、面倒くさすぎる。携帯と一緒にカードキーを管理するのはカードキーを無くさない為だ。このシステムは不備が多すぎて通常のアナログの鍵で対応した方が良いと思ったほどだ。

バックパッカーホステルなど高いところでも問題点は少なからずあるのであまり気にしない事が重要だ。





基本情報

ルームタイプ ドームルーム(4,6,8,10,12,14,16,18シェアベッド)  シングルルーム(ツイン、ダブル)
デポジット 10ドル
サービス 朝食無料
チェックイン 14時
チェックアウト 10時
駐車場 なし
施設 ロビーラウンジ、シアタールーム、キッチンダイニング、洗濯機、wifi(無料wifiは時間制限あり。)
値段 ドームタイプ:32ドル~(曜日、季節によって値段が変動する)、シングルタイプ:$94~(曜日、季節によって値段が変動する)値段は2016年11月12日現在
電話 +61(03) 9329 7525
e-mail stay@discoverymelbourne.com
住所 167 Franklin St, Melbourne VIC 3000

無料で提供しているwifiの時間は朝10時から夜10時まで。その時間帯以外でwifiを使用する場合は有料のwifiチケットを購入しなければならない。24時間で4ドルだ。ちなみにエリザベスストリート界隈ではオーストラリア政府が無料で提供しているwifiのシグナルが強いので滞在する部屋によってはそのwifiが拾えるところがある。

サザンクロスステーションからDiscovery Melbourneに向かうには徒歩で行く事も出来るが、少し遠いので、メトロで行く方が現実的だと思う。サザンクロスからメトロに乗ってメルボルンセントラル駅で下車し、La Trobe st から Elizabeth stに入る。クイーンヴィクトリアマーケットの方向に歩くとFranklin street が見えるので左折する。直進して左手にホステルが見えるはずだ。Google mapで確認してほしい。

周辺のスーパーマーケットの情報だが、一番近いスーパーがフリンダーズストリート直前にあるエリザベスストリート沿いのwoolworthメトロだ。徒歩で20〜30分かかると思う。買い物はヴィクトリアマーケットで十分生活に必要な物は手に入るので、特にスーパーに行く必要は無いと思う。



ドームルーム(4人部屋)

部屋の中はかなり狭く、スーツケースから荷物を自由に広げる事が出来ない。仕方が無いので廊下で着替える服を取り出し荷物の整理した。

この建物は全体的に天井が高く開放感がある。宿泊者の居室も例外ではなく天井が高い。二段ベッドの二段目を使っていても天井の圧迫感を感じる事は無い。それほど天井に余裕がある。

これが居室の入口から取った写真。二段ベッドがせめぎあっていてまともに荷物を置くスペースがない。荷物を置いたら人が通れなくなるので。とりあえず奥の壁に荷物を置く。荷物を整理するときは居室を出た廊下で作業する。ここは本当に狭かった。



僕が滞在したドームルームは4階(5階)にあるんだが、それぞれ各フロアーの天井が高いためクイーンビクトリアマーケット界隈を一望する事が出来る。



一応ロッカーがベッドの数だけ用意されているが、ナップサック一個分のスペースしかない。



ベッド。ベッドメイキングはしてあるがブランケットや枕の置き方がかなり乱雑だ。



キッチン

キッチンのスペースはめっちゃ広い割に、ガステーブルの台数が3台しかないし、調理台が一台しかないので、キッチンラッシュ時にはガスコンロと調理台に人がかなり群がる。しかし時間帯(午後9時頃)をずらすとスタッフがキッチンの汚れ物をシンクで洗い出すので、必要な調理器具がなかなか揃わなくてイライラする。皿の数やテーブルウェア、フライパンやポットの数も滞在している宿泊者数に比べると圧倒的に少なく、キッチンラッシュ後は人の使った食器を洗って使わなければならない。なんで皿ぐらい買わんの? 

また宿泊者の8割はヨーロッパ系だ。こいつらは自分の使った食器をまともに洗わない。だから次に食器を使う人はこいつらの食器を洗って使わなければならない。こいつらは学校で自分の食べた皿は自分で洗わないとだめだと教えられないと実践しないのか? まったくこいつらの常識の無さと自己中心的な行動にはイライラさせられる。お前らのせいで汚れた皿を洗って使わなきゃならんこっちの身にもなれ!



無駄に広いキッチンスペース。これだけ広ければセントラルキッチンでも作れそうな感じだが、広さの割にキッチンの設備は先日紹介したElizabeth hostelのキッチン並だ。35ドル以上の宿泊料金をとるホステルのキッチンの中では一番しょぼいキッチンだ。



フードストレージ



ガスコンロ。ガススイッチが取れているコンロがいくつかあり、使えるコンロは数台しか無い。



ポットやフライパンはスタッフによって定期的に磨かれているようで、焦げ付いたフライパンなどは無かった。



この皿がキッチンラッシュ時に一気に消えて、シンクの中に汚れた皿が山積みになるのだ。本当にヨーロッパ系バックパッカーのモラルの無さにはあきれかえる。



朝6時30分から9時30分までの無料朝食サービス。バックパッカーの無料朝食のスタンダードであるシリアル、パン、ジャム、バター、牛乳の他にここではフルーツサラダが振る舞われる。



牛乳とコーヒー、紅茶、砂糖



パン、ジャム、バター



フルーツサラダ。これが糞まずい。全く甘くないし酸っぱいだけと言う。なんでこんな味になったのかは不明だが。バックパッカーの朝食では珍しいフルーツサラダが提供されているのに誰も手を付けないのはおかしいなと思っていたが、食べてみてその理由が分かった。 ここのフルーツサラダは食べてはダメだ。



キッチンの中二階にあるダイニングスペース。キッチンが見渡せる位置にある。

キッチンの横にあるダイニングスペース



バスルーム

バスルームとトイレは別になっている。バスルームは広々としたスペースに段差を設けてシャワーブースが横並びに設置されている。

男子トイレには便器が2つしかないためいついっても誰かが用を足していた。ワンフロワーに数十人の宿泊客がいるのにトイレが2つしか無いとはちょっと問題だ。シャワーブースを減らしてトイレを設置するべきだと思う。

トイレが埋まっているからといってロビーフロアーにのトイレを使おうにもロビーにはトイレが無いのだ!! 各フロアーのトイレを使おうにも、エレベーター前はセキュリティロックされたドアがあり、そのフロアの宿泊客しか入れない。緊急の時は本当に困る。このホステルのトイレ事情はかなり問題がある。

またトイレのフラッシュの水圧は上階に行けば行く程弱くなり、一回や二階ではブツが流れてくれないのだ。こんかいトイレの撮影を辞めたのはトイレに流しかけのブツが残っていたからだ。全く建物の不備に関心を払わないのはオーストラリアらしい。

 ここも無駄にスペースが広い。割に脱衣所のスペースはシャワールーム内だけ。



奥には洗面台が取り付けられている。



シャワールームはとても清潔だが、シャワーの温度が頻繁に変わる。シャワーヘッドから水が出て来ることもしばしばある。温度は温水と水二種類の蛇口で調節するが、水が出て来たからといって温水の蛇口をmaxにひねるといきなり熱湯に変わる事があるので注意が必要だ。本当にバックパッカーホステルのシャワーの温度は安定しない。



幸いこのシャワールームには石けんなど洗面具を置くスペースが多少なりとも確保されている。床に物を置く必要がないので一安心だ。フックも三つ取り付けられている。



トイレにある洗面台。

共用スペース

一つ一つの部屋がとにかく広くてゆとりがある。共用スペースが無駄にスペースを持て余しているのに、部屋が狭いとは。。。。



4階階段付近の踊り場。

宿泊者用の入口。扉の向こうにエレベーター、キッチン、シアタールームがある。

ホステルの満足度をボタンを押してホステル側に知らせる事が出来る。

有料のゲーム機

地下のディスコ。営業日は火曜日から土曜日の17:00~22:00までだ。

有料ロッカー

マッサージを受けられるみたいだ。

キッチン前の談話スペース

シアタールーム

バイトを随時募集していた。とりあえずメルボルンで働いてみたい人はここで応募してみては。

エントランスを入ってすぐ左手にある待ち合いラウンジ

トラベルカウンター

評価

立地 ★★★
寝心地 ★★★★
客室 ★★★
サービス ★★★
価格 ★★
清潔感 ★★★★

レセプションの対応の遅さには本当に頭を悩ませるが、一般的なバックパッカーホステルとしてはまずまずといったところ。トイレの便器の数の問題や、シャワーの温度の問題があるが、ご愛嬌というレベルだ。ファシリティーは一つ一つ念入りに掃除されており清潔感はある。ホステル内の従業員もきびきびと働いていてとても好印象だ。



最後に

ホステルからは主要なスーパーマーケットはすこし離れているため、思いつきで買出しに行ったりできないのが難点だ。徒歩一分の距離にクィーンビクトリアマーケットがあるので食材が安く手に入るので特にスーパーに行く必要は無いだろう。ビクトリアマーケット内には飲食店も充実しているので短期旅行者にはオススメスポットだ。ちいいぞ!

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