メルボルンバックパッカーズ第二弾 greenhouse Backpackers

  

フリンダーズストリートからコリンズストリートの方向へ一つ道を隔てるとフリンダーズレーンという小さな路地がある。この路地の一角にgreehouse backpackersはある。

このbackpackersのビルにはメルボルン東警察署(Melbourne East Police Station)が隣接していて道路には常にパトカーが待機している。

United Backpackers同様フリンダーズストリートステーションには徒歩で5分という好立地に位置している。

周辺には日本食料理屋、アイスクリームショップなど飲食店が集中している。以前紹介したUnited Backpackersからは徒歩で2~3分の距離に位置していて、駅へのアクセス、トラムのプラットフォームのアクセス、飲食店の充実度、周辺のコンビニの数などの立地による周辺の総合的な利便性はUnited Backpackers同様、メルボルン市内にある他のバックパッカーホステルを圧倒している。

このバックパッカーホステルはグラウンドフロアーを含めると7階建ての建物になっており、受付が6階にある。

グラウンドフロアーにあるエレベーター。まずは6階のレセプションに向かう。

このホステルの特徴は、受付のある6階がぶち抜きのワンフロワーになっていて、洗濯室、食堂、キッチン、テレビルーム、談話室が一つのフロアーに集まっている。

1階から5階までは宿泊者が滞在する部屋になっている。

ファシリティーの清潔感はあまりいいとは言えない。特にホステルの清潔感が一番反映されるバスルームやキッチンはお世辞にも綺麗とは言えない。

宿泊料金は31ドルからと夏場のメルボルンのバックパッカーズのスタンダードな値段設定になっている。

その他、毎朝朝食が食べ放題のサービスを実施している。朝食の内容は牛乳、食パン、イチゴジャム、各種プレーンのシリアルだ。またキッチンの調理台の片隅にはコーヒーパウダーと砂糖が用意されておりいつでもコーヒーを飲む事が出来る。





基本情報

部屋数 262部屋
ルームタイプ ドームルーム(4、5、6、8シェアベッド、)、シングルルーム(ツイン、ダブル、トリプルルーム)、エアコンはセントラルコントロール(部屋にコントローラーがない)
チェックアウト 10時
駐車場 なし
施設 テレビールーム、談話室、食堂、キッチン、洗濯室、wifi(無料)
値段 ドームタイプ:31ドル~37ドル(曜日、季節によって値段が変動する)、シングルタイプ:70ドル~98ドル(部屋の種類、曜日と季節によって値段が変動する)
電話 +61 (0)3 9639 6400
e-mail greenhouse@friendlygroup.com.au
website http://www.greenhousebackpacker.com.au
住所 Level 6, 228 Flinders Lane Melbourne, Victoria Australia 3000


ドームルームタイプ料金レート

2016年5月1日〜9月30日までの料金レート
一泊 七泊
31ドル 189ドル
2016年10月1日〜11月30日までの料金レート
一泊 七泊
33ドル 203ドル
2016年12月1日〜2017年4月30日までの料金レート
一泊 七泊
37ドル 231ドル


プライベートルームタイプ料金レート

ルームタイプ(全て一泊) 2016年5月1日〜9月30日までの料金レート 2016年10月1日〜11月30日までの料金レート
シングルルーム 70ドル 80ドル
ツインルーム 80ドル 90ドル

ルームタイプ(全て一泊) 2016年12月1日〜2017年4月30日までの料金レート 2017年5月1日〜8月31日までの料金レート
シングルルーム 80ドル 80ドル
ツインルーム 98ドル 90ドル

季節によってプライスレートが変わって来る。夏場はこのホステルも例外無く値段を上げてくる。秋から冬の期間である5月1日〜9月30日に比べてドームルームは最大で6ドル、シングルは最大で10ドル、ツインは最大で18ドル値上がりしているのが分かる。



フリンダーズレーン(flinders lane)はフリンダーズストリートの裏道に当たる。フリンダーズストリートから行く場合はエリザベスストリートからコリンズストリート方面へ向かい一つ目の路地を右に入る。スワンストンストリートからも同様にコリンズストリート方面へ向かうとフリンダーズレーンの入口がある。

またフリンダーズストリートからはフリンダーズレーンへと続く小さな抜け道があるので、それを利用してもいいだろう。

フリンダーズレーンへと続く抜け道。

シングルルーム

ドームルームの予約がうまっているということでシングルルームをとった。一泊の宿泊料金80ドルとデポジットを10ドル、合わせて90ドル支払う。旅行者が多い季節とは言え、一介のバックパッカーホステルの安宿が日本のビジネスホテルの一泊並の料金を請求するとはかなり強気だ。

受付を済ませてカードキーを貰い部屋があるフロアーへエレベーターで降りる。


エレベーターを出てすぐにガラスの仕切りがある。通常バックパッカーズでは部外者の立ち入りが出来ないようにエレベーターでカード認証が行われるが、ここは各フロアのエレベーターの出入り口付近にガラスの仕切りが設けられている。


ここにカードをタッチして中に入る。


今回宿泊した部屋のなかだ。ハウスキーピングが掃除する前にチェックインしたためまだ掃除されておらず、ベッドメイキングがされていない状況だ。

今回はシングルルームで部屋を取ったはずだったが、通された部屋は二段ベッドのツインだった。部屋の広さはおよそ6畳一間といったところ。

個室に風呂、トイレは設置されておらず、簡易な二段ベッドとクローゼット、小さな丸テーブルが置かれ、壁には鏡が2つかけられていた。

部屋の壁が薄く、隣の部屋から声が聞こえ、さらに廊下を歩く誰かの足音まで部屋の中に響いて来る。足音に関してはうるさいから静かにしてくれと強く言える案件ではないので、雑音の中で床につくことになる。



この部屋には窓がまったくないため、初夏に近づいているこの時期は暖かい日が多いため部屋の中は暑苦しくなる。ということでエアコンのリモコンを探すがどこにも無い、壁にも設置されていない。ホステルスタッフにその旨告げると、全室全室セントラルヒーティング、クーリングなんだそう。

わざわざエアコンを効かせるために受付に行ってスイッチを入れてもらうように頼みに行ったんだが、よほど電気代を気にしているのかクーラーの温度を全室一定に設定しているためちっとも部屋の中が涼しくならない。また時間が経つと自動的にクーラーのスイッチが切られる。その度にクーラーをつけてくれと言いに行かなければならないのが煩わしい。

共用スペースは常時クーラーがonになっている模様。

室内履きがついている。シングルルームだけの特権?らしい。

シングルルームの場合はバスタオルが貸し出される。無料で使用できるアメニティーは丸形の固形石鹸2つと、ミネラルウォーター。

ベッドメイキング後の部屋


二段ベッドのを真横から撮った写真。二段目のベッドに落下防止用の手すりが着いていない。寝相が悪い人は絶対に落下すると思う。なぜなら2段目のベッドの面積は日本人の僕ですら小さいと感じたからだ。ハウスキーパーが来た際にこの事を告げたんだが、下のベッドを使うでしょ? といって意にも介さない感じだった。そういう意味で聞いたんじゃないんだが。。。。大丈夫なのかそんなスタンスで。。。。


ドアに何やら注意書きが。チェックアウトの際は枕カバー、シーツ、布団カバーを取ってレセプションに持ってこいとのこと。あまりこういう言い方はしたくないが、80ドルも支払って、ドームルームで泊まっている奴らと同様にそんな雑用を客に申し付けるのかと。。。馬鹿なのかと。。。失望を通り越してあきれかえっている。


金庫。


部屋の照明のスイッチだ。スイッチの下に但し書きが記されている。ボタンを押したら1時間照明がつくが、その後自動的に電源がoffになるということだ。部屋にいる間1時間ごとにスイッチを入れなければならない。さっきも言ったがこの部屋は窓が無いため部屋が照明に照らされないと真っ暗で辺りは何も見えないのだ。スイッチを入れるにもiPhoneのライトを点灯しなければならないし、勘弁してくれ

ホステルの節電を心がけるのはいいが、客室にも節電を強制するな。。。馬鹿なのかと。。。失望を通り越してあきれかえっている。


キッチン

日に数回クリーナーがキッチンを掃除している姿を見かけたが、夕食の準備の為にキッチンを除いたらお世辞にも綺麗になっているとは言い難い。これは宿泊客の利用方法の問題なのか、クリーナーによるキッチンの掃除頻度の問題なのか、どれだけ念入りに掃除したかの問題は定かではないが、少なくとも私はこのキッチンを使うくらいなら自炊は避けて外食をしようと思った。


たまりまくっているゴミ箱。基本的にオーストラリアはゴミを捨てる際に細かい分別をしないため、ゴミ箱の中が荒れやすい。生ゴミも一緒くたにしているためゴミ箱にはハエが集っていた。

ゴミは良く出る。


調理台。食べ終わった皿や、食材のカスが散らばっている。シンクには生ゴミが捨てられたままだ。やはり利用者の問題なのか。

皆さん結構気にする事なく調理してらっしゃる


業務用冷蔵庫が6台設置されているが、常にいっぱい。隙間を見つけていれる入れるしかない

フライパンなどの調理器具は調理台の下に置かれている。


皿や器などは壁に取り付けられた棚に置かれている


自由に使えるフードストレージ。ほとんどの棚は長期滞在者に占領されてしまっている。フードストレージは割と盗難が多いので常温で保存できる食材や調味料は部屋に持ち帰った方が良いと思う。


バスルーム

シャワールーム。シャワールーム奥の床は溝になっており、溝は右に向かって傾斜している。溝には石鹸水や汚水が流されて来る。


シャワールームの前に長椅子が設置されている。ここで着替えろと言う事だろうか? 

トイレも兼用のバスルームの床は常に水浸しで見た目がマジで不潔だ。ここで着替えて裸足になるのはさすがに抵抗がある。ヨーローピアン達は全く気にせずに裸足で行ったり来たりしているが、僕には真似できない。

シャワールームには物を置くスペースや棚が一切ない。一体どこに石けんを置けと? 石けんを使い終る度にシャワルームを出て、ベンチに置かないといけないのか? バスタオルをかけるフックもないし本当に勘弁してもらいたい。シャワールームの個室一つ一つに棚を設置する事に何か不都合でもあるのか? 教えてくれよ。 


仕方ないからこうしてシャワールームの扉の枠上に置くんだ。何回か手元が滑って落っことすんだが。。。馬鹿なのかと。。。失望を通り越してあきれかえっている。


6階共用スペース

6階はぶち抜きの共用スペースになっている。洗濯室、キッチン、談話室、テレビルームなどがある。

レセプション。チェックインする際に宿泊者カードを記入させられる。パスポートの提示は求められないが、宿泊者カードに旅券番号を記す欄がある。料金は宿泊料とデポジットを請求される。デポジットは一律10ドルで、問題が無ければチェックアウトする際に返却される。

宿泊料金を支払い終え手続きが完了すると、白いカードキーを手渡されると部屋番号とwifiのパスワードとIDが書かれた紙切れを発行してくれる。白いカードキーには部屋番号が記されていないので、小さな紙切れは無くさないでとっておく必要がある。

チェックアウト時に客がベッドシーツやブランケットカバーをレセプションに持って来る事を拒んでレセプションと揉めているのを見たが、レセプションは客のデポジットを握っているためか絶対に折れない。 受付の担当者の口調は丁寧だがかなり強気にシーツやカバーを持ってこいと催促していた。結局客が折れて渋々それらを持って来ていたが、もし客が断固として持ってこないと言う意思を貫いていたらデポジットは返却されなかっただろうと思う。


テレビルーム。夜中になるとカップルがいちゃつき始める。


共用スペースの一角にピアノが置いてある。午後12時から夜9時までは自由に弾くことができる。ピアノの蓋には鍵がついており、ピアノを弾きたい場合はレセプションで鍵を受け取らなければならない。

ピアノに張ってある但し書きには、"Please consider everyone when using the piano when you cannot play, No one is impressed by chop sticks."と書かれている。要は「下手なら弾くなということだ。」

日本人の宿泊者が演奏したと言う事だろうか。久石譲をはじめとして日本人作曲家の楽譜が置かれている。


観光案内カウンター


談話室、ゲームルーム


食堂。左手置くがキッチンの入口になっている。


コーヒー、ココアメーカー


洗濯室。洗濯、乾燥トータルで8ドル。高い。


評価

ホテル総合としての評価ではなく、あくまでもバックパッカーホステルというカテゴリー内での評価である。

立地 ★★★★★
寝心地 ★★
客室 ★★
サービス ★★
価格 ★★★
清潔感 ★★

立地以外全く褒められる要素がない。少々厳しい見方かもしれないし、安宿は快適な滞在を目的としたところではないという意見を持つ人も中に入るが、仮にそうだとしても、お金を掛けなくても改善できる事はたくさんあるはずだと思うが。 そもそも立地にあぐらをかいて見落としている部分がたくさんある気がする。値段を上げる前に安宿なりに価値あるサービスを提供しているか一考する余地がある。



最後に

ここはひどいホステルだった。 間違いなく僕はおすすめしない。清潔感のなさや客室の節電を強要するスタンスには本当に飽きれた。お前らは何様なんだと。この体たらくで一泊80ドル取るとは本当になめてるな。。。馬鹿なのかと。。。失望を通り越してあきれかえっている。

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