ファームの出勤退勤はタイムクロックで管理。

　　

このファームは日本のタイムカードと同じで出勤と退勤の時間をタイムクロックで管理する。 フルタイム、カジュアルワーカーにはそれぞれ農場を管理する会社からIDが手渡されており、カードの表に記載されているバーコードを読み取ってIDを入力する。そして今日の仕事内容を選択しコンファームしてシステムに登録される。

マネージメントが給料を支払う際にこのデータを元に労働時間を算出するためもしタイムクロックし忘れると給料が発生しないという憂き目にあってしまうため、仕事を始める前には必ずやらなければならないことの一つだ。

退勤する際はクロックオフといって再び配布されている自分のIDをバーコードリーダーで読み取ってクロックオフを選択してその日の仕事は終了となる。

給料はすべてこのシステムによって管理されているため、その盲点を突いて悪知恵を働かせる輩がいる。

マネージャーは常に忙しい。仕事はいつも現地解散のためマネージャーがタイムクロックシステムの場所までくる事はほとんどないため、ある台湾人はクロックオフをする時間をわざと遅らせようとゆっくりと歩いたり、立ち止まったりし時間稼ぎをして余分の給料の発生を目論んでいた。

だが上には上がいる。私だ。実は仕事終わりにクロックオフしていない。わざとではなく私のパートナーがIDカードをドンガ(宿舎)に持って行ってしまったのだ。この日は退勤が16時で結局その時は皆とクロックオフできず後でこっそり忍び込んで夜の7時頃にクロックオフをした。

ここだけの話だがまだこの事はマネージャーに話していない。おそらくマネージャーは給料の事はノータッチだやり過ごせれば大儲けだ。ぐふふふ