オーストラリアでシェアハウスを探す方法と契約する際の注意点

  


オーストラリアでワーホリ等で長期滞在する人は必ずと言っていいほどお世話になるシェアハウス。物価が非常に高く、フラット(アパートメント)の月家賃の相場が最低1000ドルからと言われるオーストラリアで、日本で一人暮らしするよりも安価で滞在でき、バックパッカーホステルの一月の滞在費より遥かに安いのにドームルーム(複数の人が同じ部屋に滞在する)ではなく綺麗な部屋が自分用に一部屋割り当てられるというコスパ最強で滞在方法です。

どれほど安いかというと、私がブリズベンの郊外のバックパッカーホステルに滞在していた時の一日の料金がだいたい23ドル、一週間だと161ドル、一ヶ月だと690ドル。しかも8人部屋のドームルームでとても汚いところでした。私が現在滞在しているブリズベン郊外のカブルチャーのシェアハウスの家賃は一週間で85ドルなので1ヶ月滞在すると450ドルとバックパッカーホステルに比べるとおよそ240ドルお金を節約できます。それにもかかわらず7LDKという非常に広い間取りの一軒家タイプのシェアハウスに滞在でき、クローゼット、ベッド付きの8畳の部屋が一人に充てがわれます。ここまで高待遇のシェアハウスを市内で見つけるのは難しいですが、しっかりと要点を抑えて探せば良い住まいが見つかると思うので、探し方を紹介して行きたいと思います。

シェアハウスとは

シェアハウスとは複数のルームメイトと共同で滞在する物件のことで、シェアハウスの形態はアパートだったり一軒家だったり様々です。ほとんどのシェアハウスは一人一部屋が用意され、プライベートが確保され快適に生活できます。電気代、ガス代、水道代は基本的にレントに含まれているものと個別に支払うタイプがあります。入居する時に請求されるお金はボンド(敷金、保証金)と一週間から2週間の滞在費です。
シェアルームにはたいていハウスルールが存在し定期的な掃除やゴミ出し等はローテーションを決めてやります。従わない場合は最悪退去を言い渡される事があります。
共用部分の消耗品についてはお互いにお金を出し合って購入します。トイレットペーパー、洗剤、布巾、雑巾などは皆で使う消耗品です。
シェアハウスのルールも住んでいる人間の国籍によって様々なので自分のライフスタイルにあったハウスルールを設定しているシェアハウスを探しましょう。

どこでシェアルームの情報を得るか

  • 留学情報センターに行く、語学学校の掲示版を見る
  • 友達からの紹介
  • ファーム情報を提供しているコントラクターにシェアハウスを紹介してもらう
  • スーパーの掲示版を見る。
  • バックパッカーホステルで探す
  • Gum Treeで調べる


留学情報情報センターに行く

日系の企業が運営する留学情報センターは割と大きな町の中心部にオフィスを構えており、留学の相談を受け付けたり、漫画喫茶を同時に運営していたりします。留学情報センターのオフィスには大きな掲示版が壁に設置されており、求人やウーファーの募集、シェアハウスメイトの募集広告が貼り出されています。ここに貼り出されるシェアメイト募集の広告のほとんどは日本人を対象にしたもので日本語で対応してもらえます。また同性のみの募集もあるので異性同士でのシェアルーム生活に抵抗がある人は色々選択肢があります。
ただ基本的には留学センターは掲示版に貼られている広告についてはノータッチで相談には乗ってくれるもののシェアルームの契約は自己判断と自己責任のもと行わなければならないので何か不都合があった場合は自分自身で問題を可決しなければなりません。

友達からの紹介

信頼のある友達からの紹介は、シェアハウスを決めるのに非常に高いアドバンテージになります。というのもシェアハウスの契約を巡ってトラブルが少なからずあるので、通常は契約内容やハウスルールを細大漏らさず確認して同意のサインをしなければなりません。なるべく部屋を埋めたいシェアオーナーは都合の悪い事は話さずメリットのみを強調する場合があるので、信頼できる友達からのシェアルーム紹介と部屋のデメリットを含めた客観的な情報やアドバイスは決める際に非常に役に立つと思います。
また人からの情報は広告では出回らない掘り出し物件がたまにあります。ブリズベン郊外で一軒家6LDK、バスルームが2つでシャワールームとトイレは別、各部屋には冷暖房完備、手頃なクローゼットとベッド,簡易冷蔵庫が設置されているという超優良物件で週のレントが100ドルのものもあったと聞きます。

ファーム情報を提供しているコントラクターにシェアハウスを紹介してもらう

私が現在滞在しているところはファームジョブを仲介するコントラクターが所有する物件で、仕事が始まるまでの間週80ドルというレントで住まわせてもらっています。ほぼ新築の一軒家で7LDK、バスルームが2つ、トイレとシャワールームは別、洗濯機あり、食器用洗剤、トイレットペーパー、食器、調理器具全て揃ってます。割と利益を上げていて、ファームジョブの斡旋だけではなく自前で農場をいくつも所有しているような大きな会社はワーカーを厚遇するのでとてもいい条件のシェアハウスに住まわせてくれます。
もちろんここに住むにはこのコントラクターが斡旋しているファームで働く必要があります。

スーパーの掲示版を見る。

大きめのショッピングモールやスーパーマーケットに行くと無造作に壁に貼付けられたコルクボードに画鋲で汚く広告が貼付けられている事があります。こちらでもシェアメイトの募集広告が貼られていますが、私はあまり利用はしたくないと思っています。シェアハウスは出来れば日本人か韓国人か中国人にしたいところです。ヨーロッパ系の人間の共有スペースの汚し方は半端ではありません。脱ぎっぱなしは当たり前、食べた物は洗わない、バルコニーにタバコのポイ捨てはする。ボンド(敷金)を払ってもルールを決めても男女問わず部屋の使い方は酷いです。本来であれば部屋の使い方は個人の問題ですし、こういう言い方をすると人種差別のように聞こえるかもしれませんが、実体験から国によって概ねその傾向が現れやすいので私はルームメイトはアジア系の方をお勧めします。

バックパッカーホステルで探す

バックパッカーホステルにもノーティボードといって掲示版が壁に設置されており、日々新しい広告が貼られていきます。ほとんどは個人の中古車セールスの広告ですが、ルームメイト募集の公告もあります。ただ広告の内容が写真と簡単な説明、場所そして募集人数、性別と支払いに関することしか書かれていないこともあり、これだけで判断して契約を決めてしまうのは危険です。シェアハウスを決定する際に確認すべき事をしっかり把握して、契約する際の自分なりの基準を設けてください。下見も忘れずに

GumTreeで調べる

GumTreeは必要な情報がしっかり記載されているので借り手にとっては契約するのに非常に参考になります。値段も手頃な物が多く結構良い物件が乗っています。オススメです。値段の相場は週130ドルから200ドル前後といったところでバックパッカーホステルの週の値段と大体相場が同じですが、Gumtreeの物件の多くは一人一部屋が充てがわれる事が多いので、間違いなくドームルーム生活のバッパーよりは快適なはずです。

GumTreeでの調べ方

GumTreeのホームページのグローバルメニューのReal Estateにカーソルを合わせるとさらにメニューが表示されるので,右端にあるRoomshareを選択する。

次に3つある検索窓のうち右はじの検索窓に直接場所を入力する。自分の居住可能圏内は入力した場所から何kmか入力する。

すると現在投稿されているシェアルーム募集広告の一覧が検出されます。



シェアハウスを契約する上で気をつける点


悪質なシェアハウス

  • 住み込み始めてから守るのが難しいハウスルールを伝えられた。
  • 入居前から壊れていた破損物に対して、あなたが破損させた!と言われた
  • 追加請求された
  • 電気代・ガス代がいつもより高かったからと、ボンド(敷金、保証金)から不当に引かれた
  • 時差いに行ってみたら、募集の説明と場所が違った
  • 色々な理由でボンドが返金されなかった


入居する前に確認しなければ鳴らない事

  • レントに光熱費は含まれているのか。もし含まれていない場合はどのように支払うのか
  • どれくらい住みたいのかを伝え、約束の滞在時期より早く家を出る場合、ペナルティの制限があるか、また退去するどれぐらい前にオーナ0に伝えなければならないのか
  • 入居時に全部でいくら支払う必要があるのか。
  • ハウスルールや場所が自分のライフスタイルに合っているか


トラブル回避の為に

  • ボンドの有無、支払った場合は必ずレシートを受け取り、そのレシートに何の為のレシートか明記してもらう事
  • 破損している物品があればレシートに明記してもらうこと
  • 前払いをした場合必ずレシートを受け取る
  • 契約書などにサインする場合、注意深く読み、全て理解してからサインするようにする。


まとめ

シェアルームの情報はインターネットのみならず語学学校、留学情報センター、バイト先の伝など巷にあふれているので部屋を探す事はそこまで苦労する事ではないと思います。一番重要なのは契約時です。"シェアハウスと契約する上で気をつける点”などは最低限契約時には確認しなければならない事項で契約時のアグリーメントにサインする際は時間をかけてしっかり読み込んで理解してからサインした方が良いです。それかシェアハウスの契約に詳しい友人がいれば一緒に来てもらうのがベストです。快適なシェアハウス生活を送るためにはお互いがお互いの文化を尊重してハウスルールを作るべきで一方的に自分の国の慣習を押し付けられるべきではないのです。ハウスルールや契約条件に少しでも疑問をもったら遠慮なく質問しましょう。相手が嫌そうな顔をしても気にする事はありません。あなたにとって長期滞在する住まいです。快適な生活を送る権利があります。納得がいくまで何回でも同じ質問をしましょう。

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