今日は皆さんに私のシェアハウスの近所にある大学を紹介したいと思う。市内から電車で40分離れている私が住む町クレイトンに本拠地を置くオーストラリア随一の名門大学でビクトリア州立大学であるMonash大学だ。 世界的にも評価が高く、国内ランキング総合で一位にも輝いた事のある国内屈指のエリート大学で、政治家、実業家を始めとした多くの著名人を輩出している。
Monash大学のスペック
オーストラリア国内だけに留まらず、キャンパスはマレーシアと、南アフリカのヨハネスブルグにもあり、また、ロンドンとイタリアのプラトにセンターを持つ。国内では本校であるクレイトン校を始めとしてパークヴィル(Parkville )、ペニンシュラ(Peninsula)、バーウィック(Berwick)、コーフィールド(Caulfield)の5つのキャンパスがメルボルン郊外に所在している。
総登録学生数は2015年の調査で正規学生と留学生合わせて70071人。日本で同規模の大学と言えば総登録学生数73,266人を誇るマンモス大学、日大だ。
それだけの生徒数を要する大学だが、本校の敷地面積は1.1平方キロメートルで東京ドーム22個分の広さで、世界の名門と比べるとやや小さめのキャンパスだ。
私が見る限り生徒の大半はインドか中国の学生で、もちろん交換留学プログラムを介して学びに来てると学生もいるが大半は正規にMonash大学の学部生として入学している人が多いように見受けられた。
特に中国大学出身の学生は、中国の協定大学から本校に正式に学部生として編入するにあたって一部優遇を受けていて入学しやすい傾向にある。
ちなみに日本人は全く見かけなかった。日本人はもっと積極的に海外に留学するべきだと思った。アジアの先進国の中でここまで留学に消極的な国なのかと痛感させられた。
学校種別 | 公立 |
---|---|
設立 | 1958年 |
寄付 | 18億7500万ドル |
教員数 | 6961人 |
学部生 | 48414人 |
大学院生 | 20976人 |
学長 | Simon McKeon |
副学長 | Margaret Gardner |
本校所在地 | オーストラリアビクトリア州クレイトン |
世界大学ランキングでは74位
今年のTIMES HIGHER EDUCATION誌の世界大学ランキングによると、クイーンズランド大学に次いで国内4位につけており、世界ランキングでは韓国ソウル大学に次いで73位につけている。モナシュ大学はオーストラリア国内トップレベルの大学で構成される"Group of Eight" に属しており、毎年ライバルのクイーンズランド大学とシドニー大学とはランキングで首位を争っている。以下が2017年度のオーストラリア国内ランキングだ。
1位 | メルボルン大学 |
---|---|
2位 | オーストラリア国立大学 |
3位 | クイーンズランド大学 |
4位 | シドニー大学 |
5位 | モナシュ大学 |
6位 | ニューサウスウェールズ大学 |
7位 | 西オーストラリア大学 |
8位 | アデレード大学 |
日本文化研究センターの漫画ライブラリーには7000冊を超える漫画や雑誌などの蔵書を所有している
モナシュ大学は言語学そして経営学が世界的に評価されており、特に興味深いのは大学内には日本文化研究センターが設立され、その一部としてマンガライブラリーが設置されている。
日本文化研究センターが設立されたのは14年前の2002年の11月で、日本の大衆文化を教育の面からではなく娯楽の面から学生に気軽に振れてもらうという目論みがあるようだ。
ライブラリーは日本の漫画喫茶をモデルにしており、漫画に限らず小節や雑誌など7000冊を超える豊富な蔵書が蓄えられている。ライブラリーは日本文化に造詣の深い留学生や現地の大学生のボランティアによって運営されている。
ライブラリーの会員は、モナシュ大学生と教職員に限らず、一般開放もされていて、入館は無料。会員になると冊数と期間限定で漫画を借りることができる。
会員になるには直接モナシュ大学日本文化研究センターに足を運んでもらいたい。
日本文化研究センターはクレイトン本校の54号館にあり開館時間は月曜日から土曜日午後1時~5時まで。詳しくはホームページでチェックしてもらいたい→モナシュ大学日本文化研究センター
会員期間 | 会費 | 貸し出し条件 |
---|---|---|
1ヶ月 | $5 | 6冊まで、1週間借りられる(英語と英訳のマンガを除く) |
3ヶ月 | $10 | 6冊まで、2週間借りられる |
年間 | $30 | 6冊まで、2週間借りられる |
家族 | $50 | 12冊まで、2週間借りられる |
正規留学制度
モナシュ大学は日本の国立大学を中心に現在25校と協定を結んでおり、各校との交換留学プログラムも充実している。日本の高校から正規にMonash大学に入学する場合は、教育制度の違いからファウンデーションコースまたはディプロマコースにおいて一般教養課程における単位を取得する必要がある。ディプロマコースの場合は取得した成績に応じて本校の学士コースの2年生に編入する事も可能である。
オーストラリアの高校では最終学年までに、日本の大学一年生にあたる一般教養課程を修了するため、インターナショナルスクールを除いて日本の高校を卒業して正規に学部生として入学するには付属のMonashカレッジにおいてこれらのコースを修了することが入学の条件になっている。
またこうしたコースを受講する為には高校の卒業証明書の他に、IELTS,TOEFL IBTなどの各種語学テストで大学側が求める基準点に達している必要があるので早々に準備が必要である。→モナシュカレッジ入学条件リンク
Monash大学色々
僕毎日健康のために運動を心がけているんだが、最近までは自宅から最寄り駅の片道5kmの道のりを往復して10kmのランニングをしていた。ところが、そのランニングコースの坂の角度が急で坂の距離が長く(最初の3kmは急な上り坂)、そしてアップダウンの頻度が多すぎるので足に負担がかかりすぎて先日膝をいためてしまい、Monash大学の学生に扮して整備が行き届いている学内のグラウンドを利用させてもらっている。まあ一部一般開放しているから問題ないと。
そこで撮った写真を色々公開したいと思う
スポーツ施設
膝の調子が悪いときはこの赤いラバーコースの上を走っている。真ん中はサッカー場になっている。
僕の筋トレジム。懸垂台と腹筋台。
フットボールコートを囲むように設置されているマラソンロード。膝の調子が良いときはここで走る。
映画館
学生生協
学生生協だ。実はシェアハウスからColseまで徒歩で片道30分かかるため、日用品の買い物は大学内で住ませている。
大学までは片道徒歩5分の距離だ。商品の品揃えは豊富で自炊に必要な食材は大抵手に入るため毎日通っている。Colesよりは値段が少し張るが、学内には食材だけでなく弁当屋やカフェも幾つかあるので利便性を考えると◎
これはオレンジジューサー。購入したオレンジを上のかごに入れてスイッチを押すと生ジュースが出て来る
無料貸し出し自転車
大学側が提供しているアプリをダウンロードして貸し出しIDを受け取り、自転車の後部に取り付けられているモニターに番号を入力すると鍵がはずれる仕組みになっている。校内専用となっている。
もっとも郊外は坂が急すぎて自転車に乗る人はほとんどいないが・・・・
乗り入れバス
校内にはバスがOakligh, Huntingdale , Claytonから定期的に乗り入れている。
カフェ、フードコート
大学の各所には小さなカフェが点在していて、特にカフェテリアが決まった場所にあると言うわけではないが、ある学生棟の一階には様々な国の食べ物を提供するブースが軒を連ねるフードコートがあり、寿司、ラーメン、パスタ、インド料理、イタリアンなんでも御座れという感じだ。
学生しか入れないようになっているカフェもある。
大学正門
駐車場
駐車場は大学のあらゆるところにあり、車社会を彷彿とさせる。駐車場は僕が確認した限りでは10個ほどあり、どれもテーマパークの駐車場並みに広い
学内ATM
学内ウッドリザーブ
学内には非常に広い公園があり、散策するにはとても気持ちがいいスポットである。日常の喧噪離れてゆったり過ごすにはとてもいい場所だ。本当に大学内にいるのかと疑ってしまう。その他校舎、風景色々
最後に
日本人の学生は留学という選択肢に興味をあまり示さないと言われて久しいが、若い学生が土着の民になって日本を中心に世界を見るようではグローバルの波にどうしても乗り遅れてしまう。全く違う価値観の環境で培われる考え方というのその後の人生に非常に役に立つ野ではないかと思った。
そして何よりも海外の学校は日本の学校とは違い本当に学業に専念できる環境を手に入れる事が可能だ。Monash大学の学生を見てると何かワクワクしながら先進技術を学び卒業生が多方面で多くの実績を残している。
残念ながら日本の教育システムとの互換性がないため正規留学は高いハードルが立ちはだかるが、是非グローバルな人材として世界で活躍したいのならMonashの正規留学も一考の余地があるだろう。
P.S. 一つ良い忘れていたが、この大学は中国の金持ち子息が多く通う学校で、お嬢様、おぼっちゃまが多い。女の子のレベルはとても高いぞ。かわいい子いっぱいだ。
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