皆さんもご存知の通りオーストラリアは言わずと知れた多民族国家だ。ドイツ人、イタリア人、フランス人、南アフリカ人、ベトナム人、中国人、インド人と実に様々な人種がオーストラリア全土に混在している。メルボルン市街地を歩いているとオーストラリアの礎を築いて来たイギリス人の末裔を始めとする白人がマイノリティーと感じることが多々ある。例えば信号待ちをしている人を見かけた時、10人のうち6人がアジア系で残り4人が辛うじて白人なのだ。
またコンビニの店員はインド系、サウジ系、中国人の顧客を持つ銀行が増えたのか銀行スタッフは中国人が多いなと感じる。
こうしたもともとオーストラリアを開拓した移民の末裔以外の移民が流入は昨日、今日に始まった問題ではないが、自分が住んでいる町の人種の割合を考えると、ここ最近は中国人とインド人の移民が多くなっているのではと感じている。
僕が現在暮らしている町クレイトンはほぼ中国人とインド人に浸食されているといっても過言ではない。事実白人の割合は2割程度と言ったところで、極端な例かもしれないが、その日道ですれ違った人は中国人とインド人しかいなかったということもある。
駅周辺に立ち並ぶレストランや個人スーパーなどの8割は中国人、インド人の経営による物で、類は類を呼ぶではないが、客はその店舗のオーナーもしくは店員と同じ人種で構成されていたりする。白人のオーストラリア人は入り込む余地がないというかそもそもこの町自体に寄り付かない。
インド料理店にはインド人、中国料理店には中国人という具合に面白いように画一化されて、自分のアイデンティティが保てるコンフォートゾーン、コミュニティーで同人種とかたまり、あまつさえ英語が話せない輩も割と多い印象だ。
メルボルン郊外の移民増加の背景、理由について、クレイトンに約2ヶ月滞在している僕が推測するならば、中国人は専ら不動産投資、インド人はフランチャイズ権の購入といったところだろうか。
クレイトンはどちらかというと学生街で大学の周りにアパートやシェアハウスが軒を連ねているのだが、以前から中国系の不動産企業やら投資家やらがこうした物件をターゲットに派手に投資をしているらしい。アパート経営をしている中国人個人投資家の方も多く、ご多分に漏れず僕が住んでいる物件のオーナーも中国人だ。余談だがご近所さんは中国系の方々だ。
こうした中国系の不動産資本の進出は、メルボルン市内を中心に展開している中国銀行や中国建設銀行などの中国本土の銀行の進出が拍車をかけている可能性が高いと思うが、それ以上に、これはあくまでも僕の私感だが、オーストラリアの金融界隈は中国人の投資に対して歓迎するムードがあるのではないかと思っている。ANZ、CommonWealthを始めとしたオーストラリアを代表する銀行が中国人に対して様々なポスターを制作しては中国の理解を示し融資に非常に積極的な雰囲気を示しているところがある。
ある程度投資やビジネスで落ち着いた中国人はしばらくして本土に残して来た家族を招き入れるという習性があり、子息も現地の大学に入学させるのでどんどん中国人移民の数は膨れ上がっている。また投資である程度成功した中国人は駅前などにレストランなどを開業しワーホリなどで来た中国人を雇い入れ、場合によってはスポンサーになるなどして永住の手助けをしているとも聞く。こうして自分たちのコミュニティーをどんどん広げているのだ。 クレイトンもいつしかインド人がマイノリティになり、この町が中国人一色になる日もそう遠くないのではないのかと僕は思っている。
逆にインド人の場合は資本進出や金儲けが主体ではなく第二の安住の地を求めて移住する権利を獲得する為にこちらでフランチャイズ権を買いあさっている印象がある。一山当てようと虎視眈々とチャンスを狙っている中国人とはだいぶ違う。
オーストラリアに来た人は分かると思うがアジア系の個人マーケット以外の大手コンビニチェーンの店員はほとんど全員といっていいほどインド系やサウジ系だ。また彼らも中国人同様ある程度資本を貯めるとレストランを開業して自分のコミュニティーを作りたがる。
またインド人が中国人と違うところは、インド移民の子息はその国の慣習に倣い社会にとけ込んでいると言う事だ。出生地主義のオーストラリアではオーストラリアで出生すれば国籍が取得できるが、中国人移民の子息はどこかしらに両親から受け継いだ中国人としてのアイデンティティを抱えており同種のコミュニティーから抜け出す事ができない人は多い。対してインド人は割と素直にその国の慣習を受け入れるのでコンビニに限らず移民の子息は様々なところで活躍が見受けられるように私は思う。
移民の問題に関しては様々な見解があるだろうが、もし日本政府がなんらかの政策を打ち出した事によって日本のある都市がこのような、日本人を圧倒的に凌駕する大量の移民住まう町に変貌を遂げてしまう事態になってしまったら、やはり日本人として僕の心境は複雑にならざるを得ない。
こうしたもともとオーストラリアを開拓した移民の末裔以外の移民が流入は昨日、今日に始まった問題ではないが、自分が住んでいる町の人種の割合を考えると、ここ最近は中国人とインド人の移民が多くなっているのではと感じている。
僕が現在暮らしている町クレイトンはほぼ中国人とインド人に浸食されているといっても過言ではない。事実白人の割合は2割程度と言ったところで、極端な例かもしれないが、その日道ですれ違った人は中国人とインド人しかいなかったということもある。
駅周辺に立ち並ぶレストランや個人スーパーなどの8割は中国人、インド人の経営による物で、類は類を呼ぶではないが、客はその店舗のオーナーもしくは店員と同じ人種で構成されていたりする。白人のオーストラリア人は入り込む余地がないというかそもそもこの町自体に寄り付かない。
インド料理店にはインド人、中国料理店には中国人という具合に面白いように画一化されて、自分のアイデンティティが保てるコンフォートゾーン、コミュニティーで同人種とかたまり、あまつさえ英語が話せない輩も割と多い印象だ。
メルボルン郊外の移民増加の背景、理由について、クレイトンに約2ヶ月滞在している僕が推測するならば、中国人は専ら不動産投資、インド人はフランチャイズ権の購入といったところだろうか。
クレイトンはどちらかというと学生街で大学の周りにアパートやシェアハウスが軒を連ねているのだが、以前から中国系の不動産企業やら投資家やらがこうした物件をターゲットに派手に投資をしているらしい。アパート経営をしている中国人個人投資家の方も多く、ご多分に漏れず僕が住んでいる物件のオーナーも中国人だ。余談だがご近所さんは中国系の方々だ。
こうした中国系の不動産資本の進出は、メルボルン市内を中心に展開している中国銀行や中国建設銀行などの中国本土の銀行の進出が拍車をかけている可能性が高いと思うが、それ以上に、これはあくまでも僕の私感だが、オーストラリアの金融界隈は中国人の投資に対して歓迎するムードがあるのではないかと思っている。ANZ、CommonWealthを始めとしたオーストラリアを代表する銀行が中国人に対して様々なポスターを制作しては中国の理解を示し融資に非常に積極的な雰囲気を示しているところがある。
ある程度投資やビジネスで落ち着いた中国人はしばらくして本土に残して来た家族を招き入れるという習性があり、子息も現地の大学に入学させるのでどんどん中国人移民の数は膨れ上がっている。また投資である程度成功した中国人は駅前などにレストランなどを開業しワーホリなどで来た中国人を雇い入れ、場合によってはスポンサーになるなどして永住の手助けをしているとも聞く。こうして自分たちのコミュニティーをどんどん広げているのだ。 クレイトンもいつしかインド人がマイノリティになり、この町が中国人一色になる日もそう遠くないのではないのかと僕は思っている。
逆にインド人の場合は資本進出や金儲けが主体ではなく第二の安住の地を求めて移住する権利を獲得する為にこちらでフランチャイズ権を買いあさっている印象がある。一山当てようと虎視眈々とチャンスを狙っている中国人とはだいぶ違う。
オーストラリアに来た人は分かると思うがアジア系の個人マーケット以外の大手コンビニチェーンの店員はほとんど全員といっていいほどインド系やサウジ系だ。また彼らも中国人同様ある程度資本を貯めるとレストランを開業して自分のコミュニティーを作りたがる。
またインド人が中国人と違うところは、インド移民の子息はその国の慣習に倣い社会にとけ込んでいると言う事だ。出生地主義のオーストラリアではオーストラリアで出生すれば国籍が取得できるが、中国人移民の子息はどこかしらに両親から受け継いだ中国人としてのアイデンティティを抱えており同種のコミュニティーから抜け出す事ができない人は多い。対してインド人は割と素直にその国の慣習を受け入れるのでコンビニに限らず移民の子息は様々なところで活躍が見受けられるように私は思う。
移民の問題に関しては様々な見解があるだろうが、もし日本政府がなんらかの政策を打ち出した事によって日本のある都市がこのような、日本人を圧倒的に凌駕する大量の移民住まう町に変貌を遂げてしまう事態になってしまったら、やはり日本人として僕の心境は複雑にならざるを得ない。
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