オーストラリア高層ビルのエレベーターの操作方法が面白い

  
この間所用があってメルボルンの総領事館に行って来たんだけど、そのエレベーターの操作方法が日本と違っていたので結構驚いた。
日本国総領事館が入居するビルはオーストラリア厚生省や財務省も入居する31階建ての官公庁オフィスビルといった風情だ。このオフィスはメルボルンのど真ん中を走るバークストリート沿いに鎮座している。バークストリートは日本で例えるならば東京銀座の中央通りに当たるかもしれない。スワンストンストリートからエリザベスストリートまでの間が、歩行者天国のモールになっていて。休日は多くのひとでにぎわっている。

さてそんな立派なびるの25階に入居している領事館に当然エレベーターを使って行くのだが。このエレベーターの使い方が少し変わっている。

これだ。エレベーターで移動するには、エレベータースペースの手毎に設置されているこのモニターで行先を指定しなければならない。自分の行きたい階をタッチすると、モニターにアルファベットが表示される。各エレベーターにはそれぞれアルファベットが割り当てられており、モニターに表示されたアルファベットのエレベーターが指定した階まで連れて行ってくれるという仕組みになっている。また、ここのエレベーター内部には緊急用ボタン以外階層を指定する為のコントローラーまたはボタンの類いは全くついていないため、全て外側につけられているご覧の装置でエレベーターを動かすのである。

ご覧のようにエレベーター内部にはボタンの類いは何も取り付けられていない。エレベーターに乗れば既に指定してある階に連れて行ってくれるというわけだ。ただ一つ難点がある。それはモニターで指定されたエレベーターを見つけるのに時間がかかってしまい結局エレベーターを逃してしまうと言う事だ。このビルにはエレベーターは全部で8台ありアルファベットがそれぞれ割り当てられているがアルファベットの場所を覚えていないとなかなか乗る事が出来ない。

階層によって使うエレベーターを分けて使っていれば、希望の階に早めに到達でき、低層階で降りる人をいちいち見送らなければならないと言う不効率を避ける事が出来る。この仕組みは日本で導入されているのか分からないが、非常に面白いと思った。

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