Perthのレストラン事情

  


パースシティーセンターのレストランはBarpack St, William St, Murray St mall, Hay St mallの区域に集中しています。ちょうど12時をすぎるあたり、お昼時になるとオフィスビルから続々と人が集まってきてバーやレストランで食事をとります。例えて言うなれば日本の新橋駅周辺といったところでしょうか。新橋あたりでもお昼時になると食事をとりに飲食店にサラリーマンやOLが続々と飲食店に終結しますが、彼等は食事を済ませた後すぐにオフィスに戻って次の仕事の準備を行います。パースの労働者、私が見た限り、特にホワイトカラーは結構たっぷりめに昼食の休憩をとっているように見受けられました。1時をすぎて時計の針が30分にさしかかろうかという時でもまだ談笑しながら食事をしています。食事の内容もちょっと覗かせてもらったら、ステーキやらパスタやら刺身定食やら夕食と見まがうほど豪勢な昼食をとり、しかも昼間からビールを飲んでいる人が結構いて皆さん人生を楽しんでます。

パースのレストランでの昼食の相場は日本のワンコインランチに対して3倍はします。一回食事するのに15ドルはして、なおかつこちらでは水を食事の際に無料で提供するという習慣がないためほとんどの人はミネラルウォーターを購入する事になります。ミネラルウォーターの値段2ドル50セント。どうですか?高いでしょ?飲み物を合わせたら17ドル超えるんですよ。でもそんなのおかまいなしに割と高いものを注文するオージーが多いです。なぜか?金を持っているからです。オーストラリア人の年収の平均は日本円でおよそ1000万円と言われています。消費意欲が非常に高く、余暇と食事に対するプライオリティーが高いので、レストランやバーなどでどんどんお金を使います。もちろん一部の労働者は弁当持参やテイクアウトしている人もいましたが、お昼時はどこのレストランも激混みです。

レストランのスタイルはバー、パブ、通常のレストラン、ベットラと色々あって、アイリッシュ系の料理店が一番人気でした。日本食に関しては不動の地位を築いています。韓国人や中国人の移民がなんちゃって日本食レストランを出していますが、それでも客は大入りです。もちろん現地の人の口に合うような味付けをしているのでしょうが、それでも日本食レストランを開業するには十分勝算の余地があると思いました。なぜなら、日本人経営のレストランがあまりにも少ない為です。Barpack St, William St, Murray St mall, Hay St mallの区域には中華料理と日本料理、韓国料理と日本料理を併用しているレストランがほとんどですし、私はあまり美味しいとは思いませんでした。もっと言わせていただくと、松屋のクオリティよりも下です。松屋が定食を800円で提供しているのに対して、こちらではそれよりの低いクオリティの食事が15ドルもしくはそれ以上で売られています。こちらは労働者天国の国ですから、人件費の費用を考えると出店に踏み切れない飲食店もあると思いますが、私は絶対流行ると思います。

こちらのレストランで珍しいと思った事は、歩道の半分を勝手にテラスにしてパラソルをたて、テーブルや椅子を並べてレストランのテリトリーにしてしまっているところです。間違いなく日本であれば警察が黙っていはいないでしょう。上記の写真を見ていただければ分かると思いますが、半分レストランに歩道が占拠されています。ここは歩道です。公共財の歩道です。ここは歩行者が通ります。でも雰囲気がとてもいいので私は好きです。むしろ日本も歩道が広い場所では許可すればいいのにと思ってしまいます。お国柄かわかりませんが、オーストラリア人はとにかくオープンなところで食事をすることを好む傾向があり日中はレストランの扉を開けっ放しにしているところもあります。

ということで今日はパースのレストランレビューでした。機会があれば美味しいレストランを紹介したいと思います。 では

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