パースの桃源郷キングスパーク 朝食が最高だった

  
第二次世界大戦の戦没者慰霊碑

こちらperthに来てから日課にしているマラソンはキングスパークでやっています。早朝6時から公園内でジョギングをしていますが、もうこの時間帯で既にたくさんの方がランニングロードでジョギングし、自転車道ではロードバイクの団体が颯爽と走り抜け 綺麗に整えられた芝生の上ではヨガやストレッチに精を出す女性の方がたくさんおられました。オーストラリアでは最近はワーキングスタイルがフレキシブルなものも増えてきていると聞いていますが、この早朝の公園の様子を見る限り、早起きして運動で少し汗を流し、早めに会社に行って夕方6時には退社という超健康ルーティーンがオーストラリア社会の中で根付いています。ちなみに現地のオーストラリア人に聞くと、大体就寝時間は9時から10時のようです。私もこちらへ来てずいぶん早く寝るようになりました。なにせインターネット全般の接続状況が悪すぎるので、いままでインターネットに費やしいた無駄な数時間が睡眠時間に当てられずいぶん早く起きるようになりましたが・・・・

話はそれましたがキングスパーク内は環境保全の作業員が早朝から働いていて、清掃、モーウィング(草刈り)、パトロール、公共物の修繕を行っており、日本では見た事がないほど公園の管理が行き届いています。東京の新宿御苑なんかも環境省の管轄で国が管理していますが、あそこは一回数百円の入場料を徴収しているのに対して、キングスパーグのリザーヴ内は新宿御苑よりも面積が広く、政府の担当部署の管理が行き届いているにもかかわらず無料で利用できます。しかももう一つ言わせていただくと、芝生の狩り具合が新宿御苑のそれとまったく質が違います。近くで見てもきれーに頭が揃えられていて、寝転がっても全然ちくちくしないんですよ。日本の芝生の上で寝てる人はあまり見かけないけど、オーストラリアでは誰かしらゴロゴロしています。これは国民性の問題ではないです。芝生の問題です。日本の芝生は寝るには痛すぎます。

芝生に手間ひまを掛けるというのは西洋の文化なのでしょうか?本当に毎日のように手入れをやっているんだから驚いてしまいます。公園の環境はそりゃもう最高です。パースのシティセンターから西に10分走ると道が急に上り坂しか無くなるんですが、ここが丘の始まりになっていて、キングスパークはパースのシティセンターが見渡せる小高い丘の上にあります。日中、暑さがピークを迎える時間帯でも常に涼しい風が通り抜け、ベンチに座っていると思わず眠気に誘われます。遠くの街の喧噪が心地よい風と共に子守唄のように耳元でささやき、流れる時間がものすごくゆっくりに感じます。本当に金持ちの別荘の庭で過ごしているような感覚になる。ぜひパースに来豪された方はキングスパークに訪れてみてください。癒されまくります。

行き方は歩いても行けますが、坂道が結構急なのでバスで行った方がいいでしょう。グリーンキャットバス(パースシティセンター内で無料で運行しているバス)で5番か17番のHavelock Streetで降りてシティセンター、kwinana高速道路を正面に右手にFraser Avenue があるので、それが入口です。17番で降りる場合は向かい側の歩道に渡ります。5番の場合はすぐ右手にFraser Avenueがあります。
逆光になってしまいましたが、朝日が差し込んでいる公園内は絶景です。非常に清々しい気持ちになれます
Fraser Avenueです。パース市内から行かれる方はこの入口が一番近いと思います。この光景を是非覚えて、お越し下さい。

公園内の至る所に展望デッキがあって風景を楽しむ事ができます。木が邪魔で写真が撮れないという事はありません。デッキの周辺の景色はかなり開けていてとても見晴らしが良いです。

これは海側の入口です。急な階段が海沿いの遊歩道まで続いています。あえてここを駆け上がってくるオーストラリアンがいます。しかも女性 参りました。

これが手入れされた芝。足を踏み入れる事すら申し訳ないと思うほどの芸術品。

先ほどの急な階段を下って、遊歩道の上で撮影。



これ植物時計。ドローンを持ってきてないのが残念。
公園の中心にカフェがあるんですよ。しかも早朝から営業していて、いいにおいがしたんでちょっとテラスで食事をしてみたんですけどもう最高ですね。朝の心地よい風と、絶景の見晴らし、手入れの行き届いた庭で、エッグベネディクトを頂いてました。もうね なんか 移住したいって感じですよ これを味わってしまうと。 ぜひパースに来た際は、キングスパークでの朝食を検討してみてください。

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