オーストラリアの歯ブラシはタワシ

  
口の中が妙に鉄臭いと思い、鏡で確認してみると歯茎から出血しているではないか。これはもしや歯槽膿漏というやつではと肝を冷やしたが、良く歯茎を観察すると何かでこすったような外傷がありそこから出血している事が分かった。原因は最近買い替えたばかりの歯ブラシだった。妙に毛が太くブラシ部分が太いのでたわしで歯を磨いているのかと思ったほどだ。

歯ブラシの毛が外側に曲がって来たので換え時だと思い新たに購入したのがこれだ(3つ購入したのでその内の一つだ)。
とにかくやたらとブラシの面積が広い。歯周ポケットに入った歯垢を丁寧に小刻みに歯ブラシを左右上下に動かしながら磨くと言う繊細な歯ブラシではないというのはパッケージから見ても一目瞭然だろう。なにせ歯ブラシの毛一本一本太っといのだから歯周を傷つけてしまうのもうなずける。

以前ブリズベンに滞在していたときは日本の製品を食品だけでなく幅広く扱うアジアンマーケットがたくさんあって以下の写真のような歯ブラシは幾らでも購入できた。今後購入できない事を考慮して10本入りの歯ブラシセットを20ドルだか30ドルだかで買ったが、ここに来て最後の一本の毛先が広がり、仕方なくColesやWoolworthで取り揃えられている歯ブラシはどれも上の写真の歯ブラシと同じ種類だ。
以前ホステルにて友人が使用していた歯ブラシを失敬して親指の腹で毛の感触を確かめてみたが酷くかたかったので二度と使うまいと心に誓っていたのだが。

早速歯ブラシのレビューをして行きたいわけだが。この写真を見てほしい
歯ブラシの表面積が非常に大きいのだ。オーストラリア人は歯の表面積が大きいのかは知らんが、少なくとも日本人には大きすぎるサイズだ。ブラシを歯に当ててみると、ブラシの表面が歯だけでなく歯肉にかかってしまっている。これでは磨いた時に歯肉を傷つけてしまう。
しかもブラシの太い毛が容赦なく歯周ポケットに突き刺さり、歯磨きの途中苦痛しか感じない。本当にこんな歯ブラシを開発したクソラリア人誰だって思いながら、かなりイライラしながら歯を磨いているんだが。それにしても歯周は下手に磨くと歯槽膿漏を煩っている人でなくても簡単に出血するため綺麗に磨ききれない。歯の表面の汚れは面白いように良く獲れるがその反面歯と歯の間のカスはこの歯ブラシではとれない。一番重要なところが磨けない。なぜ改良しないんだ。

その割には誤丁寧に歯ブラシの裏に舌磨きようの溝が掘られている。

はっきりいってこんなんはたわしで歯を磨いているのとあまりかわらん。と思って磨いていると、同居人のオーストラリア人が同じタイプの歯ブラシでガシガシ磨き始めた。まるで靴についた泥をたわしで勢いよくこするように問答無用に力一杯磨いている。これがオーストラリア流の磨き方なのだろうか。磨き方は大雑把過ぎ。大量につけた歯磨き粉をブラシとともに口に放り込みしっかりと磨けているか確認しないで機械のように手を上下左右に動かすだけ。私が同じやり方で歯を磨いたらたちまち口の中は血まみれになるだろう。

それにしてももうちょっとオーストラリアのデンタル製品は各社が競い合って日本の製品のように歯の磨き方を科学するような製品が生み出されないかなと思っている オーストラリア人はガシガシ歯を磨いている。 慣れるまでは歯茎に傷がついて血が出た

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