オーストラリアのアイスクリームうますぎ

  
独自の進化を遂げているオーストラリアのお菓子。ポテトチップス、チョコレート、アイスクリームどれをとっても非常にクオリティーが高い。食感、匂い、味の濃厚さ、どれをとっても上品で洗練されてとても商品一つ一つにこだわりを感じるのだ。そのかわり値段は割と張るものもあり、子供が手に入れるのが困難なお菓子が多数ある。

そう! オーストラリアの製菓製品はターゲットがガチで大人向けの商品が多い。その代表格がポテトチップス。スミスのチップスの値段は3ドル60セント。日本で100円前後で購入できるポテトチップスを考えると3倍以上も値が張るが、これはオーストラリアの物価の高さによって決まった値段ではない。これは明らかに製品に対するこだわりの差が値段に出ていると確信している。余談だがCloseやWoolworthの店内の物価は日本のスーパーのそれと然程変わりはない。スペシャルデイの割引セールなんかを開催している日は大体目当ての商品が半額だったり、パスタが500g1ドルで売られていたりかなり良心的だ。

そんな経済的な商品の値段設定を心がけているColesやWoolworthで、Smith社のポテトチップス一袋3ドル60セントです。大手では卸、メーカーから大量に購入できるのでこのような値段設定になりますが、コンビニや、個人商店などでは4ドル5ドルで売られているので、いかにSmith社が強気な値段設定をしているのかが分かると思いう。

3ドル60セント。もし子供が親から500円玉のお小遣いで何かお菓子を買おうとした時、とても躊躇う値段だと思います。それもそのはずオーストラリアの製菓は子供向けも勿論ありますが、大半は大人をターゲットにしているように感じます。面白い事に各社が競い合っているのは値段の安さではなく商品の品質です。食感や味にかなりこだわりがあるため、TVCMも洗練された素材の説明とバーやパーティーなどでお酒と一緒にポテトチップスを男女が食べるシーンが描かれていてとても子供向けとは思えない。

子供には内緒の晩酌をともにするちょっと高級なスナックとして紹介されています。商品の袋も同じく、日本の商品のようにキャラクターや可愛らしいポップが袋の表面に描かれているのではなく、シンプルに社名とチップスだけが描かれていたり、ポテトチップスの味を連想させるような素材がチップスの絵とインタラクティブに描かれている。

子供には内緒の大人だけの楽しみというすたんすのお菓子がたくさん。そんなマーケティングの罠にはまり私は毎日のように商品を買ってしまうのですが、、、

ということで今回は私がお気に入りのアイスクリームを紹介しようと思います。ポテトチップスの話しをしときながらアイスクリームの紹介。笑 Connoisseur Ice Cream 社のアイスクリームとStreet icecreamはオーストラリア高級氷菓子の分野では寡占していて日本では高級アイスクリームと言えば同じみのハーゲンダッツが市場に入り込む余地がないほど人気が高い商品です。今回購入したアイスバー4つ入りのパッケージはなんと一つ8ドルです。ハーゲンダッツ顔負けのかなり強気な値段設定ですが、この値段でも飛ぶように売れて行きます。特にspecial dayなどの商品が半額になる日は冷凍品が入ったキャビネットの2社のアイスクリームラックが空になる事もあります。最近Connoisseur Ice Cream 社はニューヨークに拠点を置くOddFellows Ice Cream Co.と提携しStreet icecrem社と商品の豊富なラインナップで対抗する姿勢を見せています。street icecream社は商品のラインナップは従来通りで従来の伝統的なアイスクリーム製法を守って地道にファンを獲得しています。

パッケージは黒を基調としてフォントは金と高級感を漂わせる箱になっている。このデザインの箱に入ったアイスクリームを見て子供が欲しいとねだる事は無いだろう。大人の為の至福のアイスクリームタイムを想像させるデザインだ。商品の種類としては、抹茶、マカデミアナッツ、アーモンドなど豊富なラインナップだが現在販売されているアイスクリームのうちフルーツのフレイバーが含まれている商品は、このシシリアンブラッドオレンジのみだ。

オーストラリアのアイスクリームは乳脂肪分が多いクリーム、そして大量の砂糖が使われているため、幾ら美味しいと言っても一本食べたらそのしつこさに飽きてしまう。だからこういったフルーツフレイバーのアイスクリームはアクセントになる酸味がしつこさを和らげてくれるのだ。カロリーはものすごく高いんだが、うますぎて止まらない。濃厚なチョコレートアイスクリームに非常に酸っぱいブラッドオレンジの酸味がとてもマッチする。
内側の包装もかなりこだわりがある。高級感を醸し出している。

この外側にコーティングしてあるチョコレートがかなり分厚く、カリカリとした食感とすこし半熟状態になったアイスクリームに絶妙にマッチする。

少し写真のピントがずれとしまい、見にくいが中央にあるオレンジの線がブラッドオレンジのジャムになっているのだ。これが酸っぱい。こういう濃厚なアイスクリームにはかなり酸っぱめのフルーツのアクセントが非常に良くあう。

ぜひオーストラリアに来た際はColesあるいはWoolworthに寄って購入してみてはどうだろうか?

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