クリーナーに俺の荷物を捨てられた件について

  


言うまでもないことだとは思うことだが、バックパッカーホステルや安宿に泊まる際は荷物の管理は徹底しよう。「そんなことお前に言われなくてもしっかりとやるよ!」という声が聞こえてきそうだが、こうした安宿での滞在に慣れて来るとどうしても油断しがち。気をつけるべし

バックパッカーホステルのような安宿に行くような人はまずシングルルームなんかとらないだろう。恐らく利用する8割が、複数の人が共同で滞在するドームルームを選択するはずだ。

荷物の置き場所は限られるためつい適当な場所を探して置いてしまい誰も取らないだろうとたかをくくって目を離すと荷物が消えている場合が有る。

それで僕は失敗した。以前ブリズベン市内のバックパッカーに泊まっていた時にキャビネットに置いてあったバッグやら服やらが全部消えていた時があった。

当時僕が泊まっていた部屋は10人のドームルームで、5人部屋が扉を隔てて2つあるといった作りの部屋だった。部屋にはそれぞれ自分の荷物を置くキャビネットが人数分よういされていた。

しかし僕の部屋のキャビネットは埋まっていた。なぜかというと僕が入った時には既に5人滞在者がおり、そのうち2人のカップルが滞在費を安く済ませたいのか一つの小さなベッドを2人で共有していた。もちろん荷物は2つ分あるためキャビネットは埋まっている。

隣の部屋も5人で満室なのだが、一人手ぶらで泊まりに来た酔っぱらいがいたのでキャビネットが一つ空いていた。そこに荷物をおかせてもらったのだが悲劇の始まりだ。

翌日、ジョブエージェントに用事がありホステルを後にしてた。隣の5人は全員チェックアウトしていて午後帰ると隣の部屋には誰もいない。そしてキャビネットに置いてあった荷物もそっくりそのまま無くなっている。

バックにはパスポートが入っておりかなり焦った。

俺「ふぁっ?俺の荷物・・・・どこ? 消えてる? 盗まれたか?」

レセプションに行き状況を説明する

レセプション「ちょっと確認します。間違って誰かがチェックアウトの時に持ってた可能性も考えられますね」

レセプション「バックルームでチェックアウトした人の荷物預かっているからそこで確認してみて。」

と投げやりな回答。とりあえず探してみるとパスポートが入ったバックはそこに置いてあった。しかし服が無い。探しているとクリーナーを連れたスタッフがバックルームに入ってきた。

クリーナー「ああキャビネットに置いてあった服なら全部捨てたよ。」

俺「ほえ? 捨てた!!? おま 服捨てたの?」


クリーナー「だってあの部屋の滞在者全員チェックアウトしたからいらない物だと思って」

俺「いやまだ6人その隣の部屋に滞在しているんだから誰かが使っている可能性を考えなかったのか?捨てる前に確認をとるとかやることあるだろ?きちんとたたんで服をしまっておいたのに誰かが使っていると思わなかったのか?」

クリーナー「知らないもん。あたしの仕事は部屋を掃除する事だから。文句だったらマネージャーに言ってちょうだい。私は悪くない」

俺「とりあえず捨てた服をここに持ってこい」

クリーナー「あたしの仕事じゃない!」

俺 「・・・・・・・」

そのときマネージャーがバックルームに来てゴミ捨て場まで案内してくれ強烈な臭いを発するゴミ袋から俺の服を発見してくれた。汚物まみれのTシャツとパンツ。たたんだままゴミ袋の中に入れられていた。

マネージャー「はいじゃあとりあえずこれで洗えるだろ?」

と手渡される6ドル。このホステルの洗濯機一回分の利用料金だ。

マネージャー「こういうことはよくあるんだ。まっ気にするな!今回はあのクリーナーも間違えただけだ。だれの落ち度も無い。気い悪くするなよ!」

俺氏その逆に見事すぎる対応に茫然自失。っていうかお前ら根本的に何か忘れてねーか?
わざとじゃないとは言え謝るだろ普通。はい6ドルこれで洗ってね? じゃねーよ

もう追及する気が起きなくなるほどあきれてものが言えなかった。

という事で僕みたいにクリーナーに荷物を捨てられる可能性があるので荷物の置き場所は寝るとき以外は、極力自分のベッドの上に置く事が大事。今回はこうした不誠実な対応にかなり温和な俺氏もブチギレ寸前だった。オーストラリアの国民性もアメリカの国民性と似ているところがあって何か不測の事態があっても決して謝らないというスタンスをとる人間が結構多い。こうしたことに怒ってもしゃーないんのは分かってるんだけど、今回ばかりはマジで俺の正拳突きをマネージャーとクリーナーの顔面にぶちかましてやろうと思った。皆さんもオーストラリアのバッパーに泊まる際は気をつけて





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