メルボルンバックパッカーズ第四弾 Nomads all nations backpackers

  

サザンクロス駅からほど近いスペンサー通り沿いにあるアットホームなホステルだ。メルボルン市内のバックパッカーとしてはUited Backpackers, YHAに次いでとても人気の高いホステルである。

目の前がフリンダーズストリートとスペンサーストリートがぶつかる交差点になっている。分かりにくいが手前の灰色のドアがホステルの入口だ。

ホステルの入口。



このホステルの起源は、オーストラリア人でヒッチハイカーだったリチャード・マクレオドがドイツのコブレンツを訪れた際感銘を受けた、川沿いに立つ古城を改装したユースホステル(YHA)に着想を得て、1994年アデレード近郊のMurray Riverでホステルを開業したのが始まりだ。その後10年かけてホステルのマーケティングに奔走し、40以上のホステルを世界で展開して来た。 現在 世界15カ国にバックパッカーズホステルを展開する巨大ホステルチェーンになっている。

サザンクロス駅までは徒歩10分という好立地に位置しており、またサザンクロス駅内にはwoolworthメトロがあり食材の買出しにはとても便利である。

宿泊料金はドームタイプで24ドルが最安値だが夏期シーズンということもあり、冬期シーズンに比べ軒並み値上がりしている。冬期シーズンでは、ドームルームタイプは25ドルが相場だったが現在は10ドル値上がりして35ドルが相場になっている。

 

ファシリティーの清潔感はYHAと比べると見劣りするが、平均以上といったところ。宿泊するには全く問題ないレベルだ。

唯一の難点は、wifiの使用時間が固定されていると言う事だ。無料でwifiが使える時間が朝の8時から夕方の7時までで日付が変わった翌日の午前8時にホステル側が新しいパスワードに変更するので、それをレセプションに聞きに行かなければならない。時間制限無く使いたい場合は4ドルで有料のwifiチケットを購入する事が出来る。

無料の朝食サービスがある。朝8時から10時までスタッフがホットケーキを焼いてくれる。。。。がホットケーキを焼くスタッフは一人なので毎回皿を持った宿泊者の長蛇の列が出来る。





基本情報

ルームタイプ ドームルーム(4、6、8、10シェアベッド、)、シングルルーム(ダブル、トリプルルーム)、エアコンなし
チェックアウト 10時
駐車場 なし
施設 シアタールーム、食堂、キッチン、洗濯室、wifi(無料 ※時間制限あり)
値段 ドームタイプ:24ドル~43ドル(曜日、季節によって値段が変動する)、シングルタイプ:100ドル~145ドル(部屋の種類、曜日と季節によって値段が変動する)
電話 +61 3 9620 1022
e-mail greenhouse@friendlygroup.com.au
website http://nomadsworld.com/hostels/australia/melbourne/nomads-all-nations
住所 2 Spencer Street, Melbourne, Victoria 3000


プライスレート

11月9日の6ベッドルームの値段が24ドルで最安値。34ドルから43ドルが11月のドームルームの相場になっている。これから本格的に夏になるにつれて値上がりが予想される

以前紹介したYHAホステル同様スペンサーストリートとフリンダーズストリートがぶつかる交差点付近に位置する。スペンサー通り沿いに位置し丁度隣がセブンイレブンになっている。



ドームルーム8人部屋

建物内部は若者向けに所々モダンに改装しているものの、建物自体古いのか、部屋内部の装飾や窓の造りをみると、非常に趣のあるレトロな造りになっている。部屋の中には使われなくなった暖炉がそのまま残されている。

8人部屋とはいえ、4つの2段ベッドが設置されていても十分なスペースがあり、とても余裕がある。天井は非常に高く開放感がある。

デメリットは一部、ドームルームがメトロの鉄道橋に面しているため、電車の騒音の影響をモロに受けると言う事だ。しかも今年の1月から市内を走る鉄道全線が24時間の運行になったため騒音が止むことはない。この記事を書いている最中も電車の騒音が部屋を小刻みに揺らしている。



部屋の中央奥には暖炉がある。部屋の両端に2段ベッドが2つずつ設置されていて中央に広いスペースが確保されている。



シーツは洗い立てで清潔だ。掛け布団も良い香りがする。残念ながらベッドに備え付けの簡易ライトはない。



キッチン

4つのコンロが付いたガステーブルが3つ。中央に調理台が設置され、奥窓側にシンクが2つ取り付けられている。わりとこじんまりとしたキッチンなので、すぐキャパがいっぱいになってしまう。夕方18時を過ぎるとキッチンは激混みして、食器やテーブルウェアが棚から消えるので注意。時間帯をずらして調理すべし。



バックパッカーのコンロにしては割と綺麗である。



調理器具は置く場所が決まっているんだが、皆しっかりルールを守っているようである。



洗ったら乾かして元の位置に戻す。



バスルーム

バスルームはバックパッカーズとは思えないほど綺麗でお洒落だ。いつ来てもピカピカに掃除してある。恐らく掃除の頻度が高いんだろうと思う。トイレとシャワールームは兼用のバスルームだ。所々芳香剤を使って悪臭を断っている。



シャワールーム内部の壁は黒いタイルが貼られていてとてもお洒落だ。唯一難点は物を置くラックが無い事だ。ドアに服をかけるフックはついているものの、洗面具を置く場所が無いので抵抗があるが、仕方なく床に置く。





共用スペース

受付。24時間対応している。チェックインの時間は2時になる。チェックイン前に直接レセプションでブッキングする場合はパスポートとクレジットカードの提示が求められる。こちらではwifiチケットの販売も行っている。



ここは共用のラウンジスペースがこの食堂とシアタールームしかない。食堂では大きなテーブルが2つ置かれて、テーブルを取り囲むように長方形の箱形の椅子が置かれている。独立した一利用の椅子は無い。



フードストレージの棚が無い代わりに買い物袋をそのままつり下げるフックラックが壁に取り付けられている。



朝食のフリーパンケーキのポスター



冷蔵庫。ネームタグを貼っていないと強制的に捨てられる。急ぎの用があって買った物をネームタグを貼らずに冷蔵庫に突っ込んでホステルを後にしたんだが、戻って来て冷蔵庫を確認すると僕の食材が消えていた。皆も冷蔵庫利用するときはネームタグを自分の食材に付けるの忘れないようにな。



この掲示版の後ろは実はエレベーターになっているんだが、使用を禁止しているらしい。なんでも20世紀前半の手動で扉を開けるエレベーターなんだとか。なんでそんな使わない古いエレベーターを残しておく必要があるんだろうか。オーストラリア人に限らず古すぎるものに価値を見いだす西洋人の思考回路が理解できないんだが。。



このエレベーターが設置されているのはグラウンドフロアーで受付は2階にある。重いスーツケースを引きずって二階まで登らにゃならんのだ。結構しんどい。



評価

立地 ★★★
寝心地 ★★★★
客室 ★★★
サービス ★★★★
価格 ★★★★
清潔感 ★★★★

バックパッカーズホステルの中ではかなり優良だ。清潔感や価格帯も申し分ない。朝食の無料サービスに限らず最寄りのBARのサービスチケットを配布するなど独自のサービスも展開していて客の心を掴んでいる。個人的には無料wifiに制限時間が設けられている点は少々残念に思う。また部屋の電車騒音の問題はかなり深刻な欠点だ。この欠点があるとなかなかリピートしたいとは思わない。



最後に

実は僕がメルボルンに来て初めて泊まったところがこのホステルだ。ちょうど空港からスカイバスがサザンクロスステーションに到着するので、周辺の安宿を探していたらここに行き着いた。飛行機が夜遅く空港に到着した場合、予約無しですぐにチェックインできるから非常に助かった。このバックパッカーズはいついっても必ず部屋の空きがあるので急きょメルボルンに来る事になってホテルの予約をしていない場合は是非利用してもらいたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿