ピッキング、見落としのペナルティーが厳しいので辟易してます。

  
よりたくさんの苺を複数の畝から取ると考えた時に勝率を上げる方法は見落とした苺にフォーカスするのではなくより多くの畝に入ることが重要だということをお話ししました。

とにかく70%の完成度で常にトローリーを動かし続けながらある程度の見落としを覚悟してピッキングをしていきます。

今まで私はこの方法でスピードを重視してワンレーン(畝)でどれだけの苺がとれるかよりも、短時間でどれだけ多くのレーン(畝)にはいれるかを意識してピッキングをしてきました。

しかしこの方法も徐々に通用しづらくなっている現状が有ります。なぜかというとファーム側がチェッカーの数を増やして定期的に全員のピッカーのレーンを取り残しがないか見て回っているからです。

苺を取り残した人は随時ペナルティーが与えられます。3段階のペナルティーがありましたが、これは現在2段階に減らされその基準もさらに厳しいものになっています。

そのペナルティーとは”警告”、”トローリーから降りてトレイを持って再度レーンを確認する”、”家に帰される”が3段階のペナルティーでしたが、”警告”のペナルティーが無くなり、少しでもレーンに苺の取り残しがありチェッカーに見つかればトローリをレーンの途中で止めて再度確認する為にトレーを持って歩いて進んで来た道を戻らなければなりません。これは完全に時間のロスにつながります。

ファーム側はピッカーによる苺の取り残しを非常に嫌がります。それもそのはず、熟れた苺をプラントから収穫せずに2~3日放置しておくと腐敗が始まりまわりの苺に影響してしまう可能性があるからです。またプラントが花を咲かせにくくなるので全体的な収穫量に影響します。

要はファーム側からもっと丁寧に苺を収穫しろというお達しが出ているという事です。このファーム側の言い分は全く正しいですが今までの戦略が全く通用しなくなるので、今現在私はかなり順位を落とし、今までより多くのレーンに入っていたピッカーに完全にスピード負けしていた見落としの無い丁寧なピッカーがジリジリと順位を上げています。

この急激なペナルティーの強化は、恐らく一部のピッカーからスピードが速いピッカーに対し見落としの多さに不満が出ていたのだと考えられます。

先日のピッキングではこのチェッカーの増員とペナルティーの強化により10人が家に帰され3人がクビになっていました。

ファーム側は丁寧に収穫するピッカーにより公正を期す為に今回の処置を施したと考えられます。

これは完全の歩合制の弊害を被っていると思います。歩合制で雇われたピッカーが多くの稼ぎを得る為には当たり前ですがより多くの苺を取る事で、確率的に見てこの勝率を上げて行くには見落としを確認してワンレーンをより完璧に収穫する事ではなくて、多少の見落としには目を瞑ってできるだけ多くのレーンに入らなければなりません。

ファーム側は丁寧に100%見落とし無く収穫してほしいという要求をピッカーに告げます。完全に利害が一致していないわけです。

かといって時給にすると全体的な収穫のスピードが落ち納期の予定に支障が出て来るのでそれは避けたい考えがファーム側にはあります。

100%ピッカーをファームの要求水準に達するようにコントロールする給与システムはないです。やはりルールと基準を設けてペナルティーを設定する事が改善策なのだと思います。

しかしピッカーの立場からするとこのファーム側の要求はある程度矛盾が孕んでおり、要求水準は非常に高いものだと感じています。

なぜなら稼げなければ用はないからです。まだシーズンの始まりですが、このきつい縛りが長く続くとワーカーがファームを離れる危険性がありますし、ネットで悪い口コミが立ちやすいと思います。

ファーム側はピッカーの立場に立つ事も時には必要です。ルールとペナルティーの設定は細心の注意を払いピッカーの行動を管理しなければならないと思います。何事もさじ加減が必要です。特に利害関係が一致していないファームは労働者を失う結果になると思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿