土壌を整え、畝を作り苺のプランティングに備える。

  
農耕チームの仕事の一端を紹介しようと思います。丁度ボスが所有している別のファームで助っ人としてチームにかり出されたのでいくつか写真を取ってきました。

土仕事なのでカメラが壊れるリスクを考えるとなかなか仕事には持けませんでしたが、今回はオフィスが近くにあったのでカメラをオフィスに置かせてもらい、ボスの目を盗んでは写真を取りまくりました。

仕事の始まりはまだ空が明けきらない早朝朝4時から始まります。農場は電灯の類いは一切無いため暗くなると一寸先も見えないほど闇につつまれます。なので作業ができる時間帯は日が出ている間だけに限られます。

現在オーストラリアは季節は秋になるため夏に比べると日が短く日が落ちる時間帯が早まっています。そのため働く時間を1時間早めて作業を開始します。

作業の行程は4つです。1,畑を耕し畝を作る。3,プラスチックカバーを被せる。4,畝に張られたプラスチックカバーのリペア及び畝の先端の処理。5,土をならす。

この5つの行程をパドック一面終るまで続けます。パドックの広さと動員人数によってかかる時間は異なりますが、基本的には1つのパドックを終らせるのに12~3時間はかかります。

1,2,3と5番目はトラクターによる作業がメインなので担当している人は体力的には全く問題はないと思いますが、一番辛いのは4番目の行程を担当する人です。

シャベルと鍬を持って崩れてしまった畝やプラスチックカバーのトラブル箇所を修復したり畝の先端部をうまくプラスチックカバーで囲み余分なカバーは地中に埋めます。

単純な作業ですが延々と炎天下の中シャベルと鍬を持って作業をするので長時間この仕事が続くと体調が悪くなってきます。この作業は体力がある人でないとなかなかつらいです。

一番最初の行程は畑を耕すところから始まります。その土地の土壌の成分だけでは苺は育たないため必要な堆肥を耕す時に土壌に混ぜ込みながら耕します。トラクターの後部の黄色い部分には堆肥が入っています。同時に土を成形し畝を作ります。

これはボスの仕事です。いつもこの背の高いトラクターから畑を見渡しワーカーが決められた手順で仕事をしているか見張ってます。少しでもボスの臨まないやり方で作業を進めるとトラクターから怒声が響きます。

次の行程では畝にプラスチックカバーをかけます。トラクターの後部に特殊な装置を接続させてT-tapeと呼ばれるプラスチックカバーを畝に被せますが、これは操作が非常に難しく、熟練のトラクタードライバーでもよく失敗します。カバーの側面に無数の穴が空いたり、カバーの位置が極端に片方に寄ってしまったりするので、そのしわ寄せは行程4を担当するひとに来ます。

これは畝の先端部。ここを綺麗に処理するのが4番目の行程を担当する人です。それぞれの畝の先端が直線に揃うようにレーザーとトランシーバーを使って処理をする位置を特定します。位置を確認したらその場所を掘り進め余ったプラスチックカバーを地中に埋めて畝を綺麗に成形します。 土が乾燥していると掘っても掘っても砂が崩れて来るし畝の形が崩れやすくなるので本当に骨が折れます。

3つ目のプラスチックカバーを見てください。側面に穴があいています。これは修理しなければならないんですが、修理が本当に面倒くさい。一旦張ったカバーを全部剥がして、カバーの位置を左にずらして手作業で畝にカバーをかけなおさなければなりません。

農場では風を遮るものが一つもないため風がむかつくほど邪魔をしてくれます。しかし少しでもカバーにゆるみがあるとボスの叱責が飛んで来るので正確に修理を施さなければなりません。

最後に小型のトラクターで土をならして一通りの行程が終了します。この4つの行程を一つのパドックが終るまで延々と繰り返します。仕事は簡単ですが非常にタフネスが求められます。
これが完成したパドックになります。

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